AppleはiOS16.6.1を先週、すべてのユーザーへ向けてリリースしましたが、先程iOS16.6への署名を停止しました。
iOS16.6への署名停止
AppleはiOS16.6に署名することをやめました。
Appleは、ユーザーにオペレーティングシステムを最新の状態に保つよう促すために、新バージョンのリリース後、古いバージョンのソフトウェアアップデートへの署名を定期的に停止しています。
AppleがiOS16.6へ署名停止したため、iOS16.6.1へアップグレードしたユーザーはiOS16.6へのダウングレードができなくなりました。
iOS16.6.1からiOS16.6へダウングレードできない影響
iOSをアップグレードした後にバグなどの影響でうまくiPhoneやiPadが作動しないときにiOSをダウングレードすることがあります。
iOS16.6.1で問題が発生した場合でも、iOS16.6にダウングレードすることができなくなりました。
ただし、AppleがiOS15.7.9を提供しているため、iOS16.6.1からiOS15.7.9へMacやPCを使ってダウングレードすることは可能です。
iOS16.6.1の新機能・バグ修正・セキュリティアップデート
iOS16.6.1アップデートの目的は、セキュリティアップデートです。
新機能
iOS16.6.1は、バグ修正とセキュリティアップデートが目的のため、新機能はありません。
バグ修正とセキュリティアップデート
iOS16.6.1では、2つのセキュリティパッチが提供されています。
Appleによると、どちらのセキュリティホールについても、脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しているとのことなので、早めのアップデートが推奨されています。
- ImageIO:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性があるバグ修正
- Wallet:悪意を持って作成された添付ファイルにより、任意のコードが実行される可能性があるバグ修正
Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しているとのことです。
iOS16.6.1、iPadOS16.6.1、macOS13.5.2、watchOS9.6.2へアップデート推奨!積極的に悪用された脆弱性に対処
iOS16.6.1は、「設定」 > 「一般」 > 「ソフトウェアアップデート」に移動して、無線でダウンロードできます。
修正後の不具合やアップデートの感想については、後ほど追加記事をリリースします。