AppleはiOS16.5.1を先週、すべてのユーザーへ向けてリリースしましたが、先程iOS16.5への署名を停止しました。
iOS16.5への署名停止
AppleはiOS16.5に署名することをやめました。
Appleは、ユーザーにオペレーティングシステムを最新の状態に保つよう促すために、新バージョンのリリース後、古いバージョンのソフトウェアアップデートへの署名を定期的に停止しています。
AppleがiOS16.5へ署名停止したため、iOS16.5.1へアップグレードしたユーザーはiOS16.5へのダウングレードができなくなりました。
iOS16.5.1からiOS16.5へダウングレードできない影響
iOSをアップグレードした後にバグなどの影響でうまくiPhoneやiPadが作動しないときにiOSをダウングレードすることがあります。
iOS16.5.1で問題が発生した場合でも、iOS16.5にダウングレードすることができなくなりました。
ただし、AppleがiOS15.7.7を提供しているため、iOS16.5.1からiOS15.7.7へMacやPCを使ってダウングレードすることは可能です。
iOS16.5.1の新機能・バグ修正・セキュリティアップデート
iOS16.5.1アップデートの目的は、バグ修正およびセキュリティアップデートです。
新機能
iOS16.5.1は、バグ修正とセキュリティアップデートが目的のため、新機能はありません。
バグなどの修正
iOS16.5.1のリリースノートによると、以下のバグ修正が行われました。
- Lightning-USB3カメラアダプタで充電できない問題のバグ修正
iOS16.5とiPadOS16.5にアップデート後、多くのユーザーから、Lightning-USB 3カメラアダプタが作動しない不具合が発生したことが報告されており、Appleはバグ修正を行いました。
セキュリティアップデート
iOS16.5.1では、2つのセキュリティパッチが提供されています。
Appleによると、どちらのセキュリティホールについても、脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しているとのことなので、早めのアップデートが推奨されています。
- Kernel:App がカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があるバグ修正
- WebKit:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性があるバグ修正
iOS16.5.1とiOS15.7.7ロシアのハッキングに使用されたマルウェア対策のセキュリティパッチ!早めのアップデート推奨
次のバージョンのiOS16.6は、今週ベータ4がリリースされ、正式リリースは今月か来月になると予想されています。