Appleは先週、史上初のvisionOS1.0開発者ベータ版を公開しましたが、新しく公開されたサポートドキュメントで、「完全没入型」アプリに制限があることが判明しました。
Apple Vision Pro「完全没入型」アプリを制限
Appleによると、Vision Proは、完全な仮想現実 (VR)である「完全没入型エクスペリエンス」が可能です。
「完全没入型エクスペリエンス」では、装着者には外界のものがまったく見えなくなり、目にするものはすべてヘッドセットによって生成されたゲームや映画などの映像になります。
Apple Insiderによると、Appleは、開発者に対し、「アプリで完全に没入型のエクスペリエンスを作成する」ときの注意点をまとめた、サポートドキュメントを公開。
Appleは「完全没入型」アプリの作成に関し、以下の制限について警告しています。
警告
完全な没入型エクスペリエンスを開始すると、visionOSは人の頭の最初の位置から1.5メートルにわたるシステム境界を定義します。ユーザーの頭がそのゾーンの外に移動すると、システムは自動的に没入型エクスペリエンスを停止し、外部ビデオを再度オンにします。この機能は、誰かが物体に衝突するのを防ぐためのアシスタントです。
「完全没入型」アプリは、最初にユーザーがVision Proを装着した位置から、1.5メートル以内で作動する制限があることになります。
この制限は、「完全没入型」アプリだけにあり、現実世界にデジタルオブジェクトを表示するARを利用する場合、人が物にぶつかる心配がないので制限はありません。