Appleは昨年watchOS9で、Apple Watch Ultraに「充電上限の最適化」と呼ばれる新しい機能を導入しましたが、watchOS10で対象モデルが拡大されるもようです。
watchOS10「充電上限の最適化」対象モデルを拡大?
watchOS9で導入された「充電上限の最適化」機能は、Apple Watch Ultraだけを対象とし、日々の利用状況を学習し、最適だと判断された上限量までを充電する機能です。
MacRumorsによると、開発者のAaron氏は、watchOS10開発者向けベータ1を使用しているときに、「充電上限の最適化」機能がApple Watch Ultra以外のモデルでも機能していることに気づきました。
I woke up this morning to find my Apple Watch S7 on 78%
Turns out watchOS 10 enabled optimized charging on it. Just a quick PSA.
— Aaron (@aaronp613) June 6, 2023
今朝起きたら、Apple Watch S7の充電が78%になっていました。watchOS10で充電上限の最適化が有効になっていることがわかりました。
「充電上限の最適化」は、過充電によるバッテリーの劣化を制限するために、Apple Watchのバッテリーのフル充電されたままの時間を極力短くして、バッテリーの寿命を延ばす機能で、「バッテリー充電の最適化」の拡張機能です。
Appleによると、「充電上限の最適化」や「バッテリー充電の最適化」などの充電に関する機能は、自宅や職場など、普段長い時間を過ごす場所でしか働かないようになっており、旅行中など、使用傾向が普段と違って流動的な場合は働かないとのことです。
今年秋以降にすべてのユーザーに提供されるwatchOS10では、「充電上限の最適化」がApple Watch SE、Apple Watch6、Apple Watch7、Apple Watch8に拡大されると予想されています。