Twitterは、イーロン・マスク氏がCEOに就任してから、さまざまなポリシー変更を行ってきましたが、先月導入が伝えられた、暗号化されたダイレクトメッセージ(DM)が開始されたとのことです。
Twitter エンドツーエンド (E2E)暗号化なしでDM開始
先月、Twitterはまもなく、ユーザーがダイレクトメッセージを暗号化できるようになると、マスク氏が、フォックスニュースのタッカー・カールソン氏とのインタビューで確認。
Twitterに新しいサポートページができ、暗号化されたダイレクトメッセージ(DM)が開始されたことが判明しました。
イーロン・マスク氏が言ったように、ダイレクトメッセージに関しては、誰かが私たちの頭に銃を突きつけても、私たちはあなたのメッセージにアクセスできないというのが標準であるべきです。私たちはまだそこまで到達していませんが、取り組んでいます。
実際に使ったユーザーPaul Millerさんは、Twitterの新しいダイレクトメッセージ(DM)がほとんど暗号化されていないことに気づき、Twitterで情報を共有。
Twitter launched encrypted* DMs for verified accounts.
* No sync
* No group chats
* No attachments
* No timers
* Vulnerable to MITM
* No reporting (msg franking)
* No Forward Secrecy
* No Key Transparency
* Private keys are NOT erased after web logouthttps://t.co/ZBnF5hLz08— Paul Miller (@paulmillr) May 11, 2023
Paul Millerさんによると、新しいダイレクトメッセージ(DM)の特徴は、以下の通りです。
Twitter は、認証済みアカウント向けに暗号化されたDMを開始しました。
- 同期なし
- グループチャットはありません
- 添付ファイルなし
- タイマーなし
- MITM(中間者攻撃)に対して脆弱
- 報告なし (メッセージフランキング)
- 前方秘密保持なし
- キーの透明性がない
- 秘密キーは Web ログアウト後に消去されません
現在、Twitterのダイレクトメッセージはエンドツーエンド(E2E)暗号化どころか、いかなる形式でも暗号化されていないようです。
サポートページによると、暗号化されたメッセージを送受信できるユーザーは限定されており、送信者と受信者の両方が最新のTwitterアプリ(iOS、Android、Web)を使用しており、検証済みのユーザーであるか、検証済みの組織の関係者である必要があるとのことです。
暗号化はデフォルトではなく、メッセージごとに暗号化を有効にする必要があります。
Early version of encrypted direct messages just launched.
Try it, but don’t trust it yet.
— Elon Musk (@elonmusk) May 11, 2023
まだ開発段階のようで、マスク氏は、「暗号化されたダイレクトメッセージの初期バージョンがリリースされました。試してみてください。ただし、まだ信用しないでください」と伝えています。