AppleのAirTagは持ち物を見つけ出すために便利な道具です。
YouTuberが、偽の請求書などで現金を要求する詐欺師を追跡するために、AirTagを使って追跡した動画が公開され、話題になっています。
AirTagを使って詐欺師を追跡する動画
AirTagを使って詐欺師を追跡する動画を公開したのは、YouTubeチャンネル「Pleasant Green」。
「Pleasant Green」は、詐欺師を追跡し、暴露し、動画で悪ふざけをすることで知られています。
日本でも、AmazonやPaypalを装った偽の請求書を送りつけてくるスパムメールが問題になっていますが、米国でも同様のようです。
米国では、スパムメールを見た被害者が電話するとインドへつながり、現金を宅配するように指示を受けます。
以前は金融機関からの送金を指示していましたが、金融機関の取り締まりが厳しく、海外の詐欺師の仲間への送金は難しくなっています。
「Pleasant Green」は被害者のふりをして、詐欺師を装った仲間と一緒に、受け子をTelegramなどで見つけ、偽の請求書で送られてくる現金の受け取りを依頼。
封筒にAirTagを貼って、雑誌に偽の現金を挟み受け子にFedexで宅配。
受け子は送られてくる現金の20%を手数料として要求していましたが、実際には送られてきたすべての現金をある方法でだまし取り、その手口を「Pleasant Green」は詳しく解説しています。
米国でだまし取られた現金は、ビットコインに両替され、そのままインドへ送金されているようです。
AirTagは受け子の詐欺行為の間、ずっと機能し、どのように米国からインドへ送金するのか、推測できるほど位置情報を送り続けました。