本日Appleは、macOS13.4とwatchOS9.5の開発者向けベータ2をリリースしましたが、ベータ版ダウンロードで大幅な変更が発見され、話題になっています。
macOS13.4とwatchOS9.5ベータ版ダウンロードで開発者向けプロファイルの共有不可に
Appleは、iOS16.4でベータ版ソフトウェアを配布する新しいシステムを導入し、ベータ版のダウンロード時に、Apple IDを確認することで、Apple Developer ProgramやApple Beta Software Programに参加しているかどうかをチェックするようになりました。
9to5Macによると、本日リリースされたmacOS13.4とwatchOS9.5の開発者向けベータ2でも、iOS16.4同様に、ダウンロード時にApple IDの入力を求められたとのことです。
Apple IDを入力すると、現在利用可能なベータ版macOSとwatchOSが表示されます。
今まで、WWDCでオペレーティングシステムの発表後、開発者向けベータ版がリリースされますが、パブリックベータ版のリリースが数週間遅れることから、早めに試したい非開発者が開発者のユーザーと構成プロファイルを共有して開発者向けベータ版を利用することがありました。
macOS13.4とwatchOS9.5ベータ2での変更により、Apple Developer Programに登録していない非開発者のユーザーが、Apple Developer Programに登録した開発者のユーザーと構成プロファイルを共有して、開発者向けベータ版をダウンロードしてインストールすることができなくなります。
Apple Developer Programの年間登録料は米国で99ドル(日本では12800円)かかりますが、macOS13.4とwatchOS9.5以降、Apple Developer Programに登録していないユーザーは、パブリックベータソフトウェアをインストールするオプションしかなくなることになります。