今週Appleは、iOS16.4RCを開発者とパブリックソフトウェアテストメンバーにリリース。
AppleはiPhone14シリーズに搭載された衝突事故検出機能の最適化を図るとのことです。
iOS16.4でiPhone14衝突事故検出機能をさらに最適化
衝突事故検出機能は、iPhone14シリーズ全モデル、Apple Watch8、Apple Watch Ultra、Apple Watch SE2でデフォルトで有効になっている機能で、重大な自動車事故が検出された場合にデバイスが救助を要請できる機能ですが、機能がリリースされてから、誤作動が多いと緊急通報サービスから苦情が多発しています。
最初に、iPhone14シリーズなどを所持したままジェットコースターに乗ったユーザーから、衝突事故検出機能の誤作動についてレポートがありました。
その後、昨年2022年12月には、カナダのブリティッシュコロンビア州ではスノーモービルに乗ったユーザーのiPhone14からの誤作動で、ヘリコプターが緊急出動し1万ドルの費用が発生し、州政府が負担したことがレポートされました。
また、ウィンタースポーツのシーズンになり、海外のスキー場を抱える地域では救急サービスにiPhone14などからの誤通報が殺到し苦情が発生し、Appleが調査チームを派遣しました。
日本でもiPhone14衝突事故検出機能で北アルプスの消防署に誤通報殺到していることが報道されました。
昨日AppleはiOS16.4のリリースノートで、iPhone14とiPhone14 Proモデルで衝突事故検出機能の最適化を行うことを伝えました。
2022年11月のiOS16.1.2、2月のiOS16.3.1に続く、3回目の衝突事故検出機能の調整になります。
実際にどのくらい誤通報が予防できるようになるのか、注目されています。