テーザー銃の所持は日本など複数の国で違法ですが、本物のiPhoneと見分けがつかないテーザー銃を所持していた英国の少年が逮捕されたとのことで、話題になっています。
iPhoneに偽装したテーザー銃で少年逮捕
テーザー銃は、銃本体がスタンガンで、スタンガンの電極部分だけを発射するタイプの銃で、米国では護身用としてふつうにネット通販で購入が可能ですが、日本では銃刀法違反で所持するだけで違法となります。
MacRumorsによると、イギリスのBirmingham Liveは、警察が、iPhone にそっくりに見せかけたテーザー銃を携帯していた少年を逮捕したことをレポート。
イギリスも日本同様、テーザー銃は所持しているだけで違法になるとのことです。
警察の説明によると、押収されたテーザー銃は、標準のiPhoneと見分けがつかなかったのですが、警官が側面のボタンを押したとき、テーザー銃であることが判明したとのことです。
iPhoneそっくりのテーザー銃の写真は、調査中のため警察から公開されていませんが、iPhoneケースがテーザー銃になっているものと推測でき、米国ではYellowJacketなどのサイトで、スタンガンのiPhoneケースがごく普通にネット通販で購入できます。
スタンガンは、主に米国で強盗と戦うために使用されていますが、最大650,000ボルトの電力を供給することができます。
少年が逮捕されたことで会見したイギリスの地元議員は、「英国では簡単に入手できるようには見えませんが、密輸され、組織化されたギャングによって使用されてい」ると伝えたとのことです。
続けて、「休日(の旅行でアメリカ)からテーザー携帯電話を(イギリスに)持ち帰る人は、法律に違反していることに気付いていないかもしれませんが、所有することは犯罪です」と伝えています。
日本でもイギリス同様で、休暇で訪れたアメリカでiPhoneケース型のテーザー銃を購入し、日本に持ち込むと銃刀法違反に問われるので注意が必要です。