iPhone14シリーズなどに新機能として搭載された衝突事故検出機能ですが、重大な交通事故が発生し、実際に人命救助につながったことがレポートされ、話題になっています。
iPhone14衝突事故検出機能で5人の命が助かる
衝突事故検出機能は、iPhone14シリーズ全モデル、Apple Watch8、Apple Watch Ultra、Apple Watch SE2でデフォルトで有効になっている機能で、重大な自動車事故が検出された場合にデバイスが救助を要請できる機能です。
オーストラリアのABCニュースによると、オーストラリア沖のタスマニア島で、人口わずか170人の町の郊外で交通事故が発生。
1月30日午前1時45分、タスマニア島北部で馬のトレーラーを牽引していた四輪駆動車が木の切り株に激突しました。
地元の警察は、乗客のiPhone14の衝突事故検出機能による自動通報を受け、たまたま近くに警察官がいたことで、8分で現場に到着しました。
事故を起こした四輪駆動車には、14歳から20歳の5人の乗客がいて、全員が負傷し意識を失っていましたが救助され、ロンセストン総合病院に運ばれました。
運ばれていた4頭の馬は、すべて死亡しました。
被害者は、約150マイル離れたホバートでのレースから戻ってきた競馬厩舎のメンバーで、事故の原因は調査中ですが、ドライバーの疲労による事故ではないかとのことです。
今週月曜日には、日本の北アルプスで、消防署に、スキー場で転倒した際にiPhone14などから自動発信される不要な緊急通報が相次ぐ事態が発生していることがレポートされました。
海外でも、スキーやジェットコースターでiPhone14などの衝突事故検出機能が誤作動することがレポートされていますが、実際の事故で活躍するニュースも増えています。