Apple WatchのSiriがユーザーの知らぬ間に緊急サービスに通報し、15人もの武装警官などを、ムエタイとボクシングのジムに呼び寄せたことがレポートされ、話題になっています。
Apple WatchのSiriがジムでトレーニング中にSOS
news.com.auによると、オーストラリアのシドニーで、1月17日午前7時45分、ムエタイとボクシングのジムに、突然15人もの捜査員を含む武装警察官が到着。
ジムの中では、ムエタイのファイターでボクシングトレーナーのジェイミー・アレインさん(34 歳)が、その日最初のクライアントとトレーニングをしていました。
到着した警察官は、銃撃について通報を受けたことをアレインさんに伝えましたが、電話をかけた覚えはありませんでした。
アレインさんは、ジムのセッション中にApple Watchシリーズ7を装着していて、誤ってデジタルクラウンを押してSiriを起動していました。
アレインさんが、Apple Watchシリーズ7を取り外した後も、Siriはアクティブなままで、パンチの組み合わせ「1-1-2」が叫ばれたのを、電話をかけるように指示されたと判断し、緊急サービス「112」に電話をかけました。
さらに間が悪いことに、緊急サービスの担当者が通話に出たとき、アレインさんはクライアントに「グッドショット」とパンチを褒めていました。
通報から数分以内に到着した警察官たちは、アレインさんが銃で自殺を図ろうとしたのではないかと思っていたとのことですが、誤解でした。