先週Appleは、iOS16.2をリリースしましたが、一部のユーザーから、バッテリーの減りが速いとの不具合報告がありました。
iOSのアップデート後、バッテリーの減りが速い、消耗する不具合がよく発生しますが、iOS16.1やiOS16.1.1と比べてiOS16.2で実際にバッテリー寿命が伸びたのか、検証した動画が話題になっています。
iOS16.2でバッテリー寿命が伸びたのか?
iOS16.2でバッテリー寿命の検証動画を公開したのはYouTubeチャンネル「iAppleBytes」。
「iAppleBytes」はiOSのアップデート後にバッテリー寿命の検証を行うことで有名です。
「iAppleBytes」はiOS16.1.2のバッテリー寿命の検証動画を公開していないので、iOS16.1やiOS16.1.1とiOS16.2のバッテリー寿命の比較になります。
使用されたデバイスは、iOS16.1.1の検証動画と同様に、iPhone SE2、iPhone 8、iPhoneXR、 iPhone11、iPhone12、iPhone13の6モデルです。
「iAppleBytes」はiOS16.1.1では、Geekbench4のベンチマークテストの結果だけを公表しており、バッテリー寿命のついては検証していませんでしたので、iOS16.1のバッテリー寿命と比較します。
iOS16.1を搭載したiPhoneのバッテリー寿命は、iPhone SE2が3時間29分、iPhone 8が2時間53分、iPhoneXRが5時間32分、 iPhone11が5時間46分、iPhone12が6時間46分、iPhone13が9時間12分でした。
これに対し、iOS16.2でバッテリー寿命が伸びたのは3モデルで、iPhone SE2が3時間37分、iPhoneXRが5時間38分、 iPhone11が5時間51分でした。
iOS16.2ではiPhone13のバッテリー寿命は8時間20分で大幅に短くなりました。
iOS16.1.1を搭載したデバイスでのGeekbench4のバッテリー寿命テストのスコアは、iPhone8は1693、iPhone SE2は2131、iPhoneXRは3155、 iPhone11は3382、iPhone12は4178、iPhone13は5400でした。
iOS16.1.1と比べてiOS16.2でGeekbench4のスコアが低下したのは、2モデルだけで、iPhone12が3876、iPhone13が4990でした。
Geekbench4のスコアから判断すると、iOS16.2ではiPhone12とiPhone13でバッテリー寿命が短くなった可能性があります。