Appleは開発者向けのiOS16ベータ3をリリースしましたが、WWDC2022で発表されていないSafariでのバーチャルカードのサポート機能が見つかり、話題になっています。
iOS16 Safariでバーチャルカードのサポートを追加
9to5Macによる開発者向けiOS16ベータ3のコード分析によると、Appleは、オンラインショッピング時のセキュリティを向上させるために、Safariでバーチャルカードのサポート機能を追加するとのことです。
バーチャルカードは、プラスチックのカードを発行することなく、カード番号や有効期限など決済に必要な情報のみを使用する仮想のカードです。
Apple Payは取引時に独自の取引コードを提供していますが、iOS16ベータ3で追加されたのは、Apple Payが受け入れられていないWebサイトでのオンラインショッピング時のバーチャルカードのサポートです。
現在Safariは、Apple PayをサポートしていないWebサイトでオンラインショッピングをするときに、クレジットカードとデビットカードの自動入力機能を提供しています。
開発者向けiOS16ベータ3のコード分析からは、Safariの自動入力機能がApple Pay互換のクレジットカードとデビットカードを探すようになることも示しており、カードが検出されると、Safariは自動的にユーザーにウォレットアプリに追加するように提案するとのことです。
iOS16パブリックベータ版は今月リリースされますが、公式リリースは今秋に予定されています。