AppleフェローのPhil Schiller氏が2012年9月のiPhone5の発表でLightningコネクタを発表したとき、「次の10年間の最新のコネクタ」と呼んでいました。
2022年後半にその10年が経過します。
そこで、iPhoneのLightningポートが廃止されるのかどうかに注目が集まっています。
EUでUSB-C義務化法案
2021年9月にEUでスマートフォン、タブレット、カメラ、ヘッドホン、ポータブルスピーカーなどのすべての家庭用電化製品にUSB-Cを搭載することを義務化する法案が提出されました。
まだ議会を通過していませんが、EUでは2022年中の可決を目指しています。
可決されると2年間の猶予期間がありますが、iPhoneにUSB-C搭載が義務付けられ、Lightningポートからの変更が必要になります。
現在Appleデバイスでは、大部分のiPadとすべてのMacがUSB-Cを搭載しています。
iPhoneのLightningポートは将来的に廃止されるのか?
iPhone5で、30ピンコネクタからLightningポートに変更され、それ以降のiPhoneはすべてLightningポートが搭載されています。
アナリストMing-Chi Kuo氏は、AppleはUSB-Cの採用は、Made for iPhone(MFi)プログラムに悪影響を与えると考えており、iPhoneではLightningポートを引続き使い続けるのではないかと予想しています。
AppleのiPhoneに対する目標は、充電とデータ転送のニーズをMagSafeとワイヤレス接続にすることだと考えられています。
MacRumorsによると、当面はMagSafe充電機能を備えながら、Lightningポートを使用する可能性が高いのではないかとのことです。
ECのスポークスマンは、デバイスがワイヤレス充電のみで充電する場合、USB-Cポートを搭載する必要がないことを確認しています。
そこで、MacRumorsはUSB-Cへの義務付けまでの2年間の移行期間で、AppleがMagSafeを進化させ、Lightningポートを廃止するのではないかと予想しています。