Appleは2022年2月10日(米国現地時間)、AirTagのアップデートを正式に発表しました。
AirTagのアップデートは2022年後半に行われる予定です。
Apple2022年後半にAirTagアップデート
AppleがAirTagのアップデートを行うのは、AirTagが度々ストーカー行為や自動車の窃盗に悪用されているためです。
今後のソフトウェアアップデートでは、Appleは悪用防止のためにAirTagのセットアップ中に表示される新しいプライバシー警告を実装する予定です。
この警告は、AirTagがApple IDにリンクされており、それを使用して人を追跡することは犯罪であり、法執行機関がAirTagの所有者に関する識別情報を要求できることを明確に表示します。
Appleによると2022年後半にAirTagアップデートを行う予定で、具体的な内容は以下の4つです。
- 精度の高い検索:不要な追跡アラートを受信したiPhone11、iPhone 12、およびiPhone 13のユーザーは、AirTagの所有者が利用できる精度の高い検索機能と同様に、未知のAirTagを正確に見つけることができます。この機能は、未知のAirTagが範囲内にあるときに距離と方向を提供し、見つけやすくします。
- 音声付きのアラートの表示:所有者から離れたAirTagが音声を再生して近くの人に警告すると、iPhone、iPad、またはiPod touchにもアラートが表示されるため、音声または精度の高い検索機能追跡できます。Appleによれば、この機能はAirTagの音が聞き取りにくい場合や、スピーカーが改ざんされている場合に役立つとのことです。
- 不要な追跡アラートの更新:Appleはアラートシステムを更新して、不明なAirTagまたは「FindMy」ネットワークアクセサリが一緒に移動している可能性があることをユーザーに早期に通知します。
- AirTagの音量を大きくする:iOSユーザーが不要な追跡アラートを受信すると、AirTagにサウンドを再生させて、追跡を容易にすることができます。Appleは、トーンシーケンスを調整して、最も大きなトーンをより多く使用し見つけやすくします。