パブリックベータ版が公開され各所で検証が進められているiOS 14、今年秋にiPhone 12とともにリリースされると考えられており、現在公開されている多くの追加要素から今まで以上に期待する声は多いです。
筆者も一足先にiOS 14のパブリックベータ版をインストールしてアレコレ検証しているのですが、もしかしたら旧機種でiOS 14を利用すると信じられないくらいバッテリーがゴリゴリ減ってしまうかも知れません。
iPhone 11では効率化確認済み
iOS 14はパブリックベータ版が各所で検証されており、Appleが公式発表していない機能は存在していないか?新機能はどのような使用感なのか?バグなどは無いか?など日夜ニュースとなっています。
下記動画はiOS 14をインストールしたiPhone SE 2020とiPhone 11のバッテリー検証動画なのですが、iOS 13.5.1に比べバッテリースコアが向上、iPhone 11に至ってはおよそ10%ほどバッテリーの持ちが良くなっているのが確認できます。
iPhone 11で10%もバッテリーの持ちが良くなるのは歓迎されるべきニュースなのですが、筆者のiPhone 7はiOS 14をインストールする前とインストールした後を比較して、信じられないほどバッテリー消費が激しくなっている事が確認できています。
具体的には、iOS 13.5の時は使用しなければ2日間ちょっとほど充電が持っていたのですが、現状では使用せずに12時間ほどで80%ものバッテリーが消費されている事が確認できました。
筆者は基本的に外出しない限りMacで全部済ませてしまうので、外出しないと充電器に繋ぎっぱなしでiPhoneのチェックすらしないのですが、ある日たまたまiPadに充電器を差し替えて寝てしまった際、iPhoneの充電が寝ている間に100%から50%近くまで減っている事に気がつきました。
旧機種の場合、最新のiOSにアップデートする事で動作が以上に重くなったり、バッテリー消費が以前より多くなってしまう事はまぁまぁある事だったのですが、4倍近くまでバッテリー消費が激しくなったという情報は見た事がありません。
おそらくこのバッテリー消費はiOS 14のアップデートそのものではなく、新しく実装されたホーム画面ウィジェットに配置した天気ウィジェット(2×4サイズ)が原因と考えられ、iPhoneがロック状態でも数分〜数十分に1回天気情報を取得しているのが原因と考えられます。
おそらくiOS 14は最新機種に近しい世代ほどバッテリー効率が良くなり、旧機種はほぼ従来通りの効率になると他の検証でも確認されているのですが、通信を必要とするウィジェットがある場合、通信頻度が格段に上がってバッテリーの単純容量が少ない旧機種ではバッテリーの減りが顕著に出てしまう可能性があります。
まとめ
実際、天気ウィジェットを配置する前はバッテリーの減りなどで気になる点などはありませんでしたから、筆者のiOS 14インストール済みiPhone 7は天気ウェイジェットの自動通信の頻度が原因でバッテリー消費が激しくなったのは、ほぼ間違いないでしょう。
現状他に頻繁な通信を必要とするウィジェットはNewsアプリ(日本だとバグる)しかないですが、一般公開されてサードパーティアプリのウィジェットが通信を必要とするタイプの場合は、バッテリー消費に気をつけた方が良いかも知れません。