Twitter上で、とあるユーザーが「なぜLightningケーブルのコネクタは左から4番目の端子からダメになるのか?」という疑問を投げかけたところたくさんの反響がありました。
今日は、iPhoneユーザーなら必ず一つは持っているLightningケーブルにまつわる疑問の、興味深い答えについて紹介します!
Lightningの左から4番目の端子は黒くなりやすい?
きっかけは以下のツイートでした。
Lightningコネクタってなんで長く使ってると決まって左から4番目の接点だけボロボロになるの? pic.twitter.com/KOxXeuwkJX
— Kenji Iguchi (@needle) December 26, 2019
Kenji Iguchiさんが指摘したの、ライトニングケーブルを長く使っていると、コネクタ部分の左から4番目の端子が黒くなりやすいのではという疑問です。
これについては様々な人が同じような感覚を持っていたらしく、賛同する声が多く寄せられました。
あ、ほんとだ。。。おれのもそうなってる pic.twitter.com/ga9hSw3gg8
— ゆら (@yura_greycube) December 26, 2019
Lightningコネクタって端子の真ん中辺りに錆が浮いて来て、接触不良になるよね…ネッ⁈ pic.twitter.com/zbesa9x1Xz
— 太田 清一郎 (せいちゃん) (@tw_seichan) August 29, 2014
どうですか、皆さんの中にも心当たりのある方はいるのではないでしょうか。
なぜ、左から4番目の端子だけダメになるのか?
それでは、なぜ左から4番目の端子だけダメになるのでしょうか。
この原因を探るには、そもそもこの4番目の端子の役割について知る必要があるようです。
Lightningコネクタには現在8つのピンが裏表にそれぞれ存在します。
基本的に、裏表関係なく動作する為、どちらの面のピンも同じ順序に並んでおり、同じ働きをしています。
そして、左から4番目(右から5番目に)当たるピンはPWR powerと呼ばれ、iPhoneやiPadの給電に使われています。左から4番目の端子だけ黒くなる理由もここにあります。
ライトニングは通常充電のために15Wなどの高電圧高電流を流しています。
そのため、他の接点よりも金属が酸化しやすく、手からの汗などで容易に錆び付いてしまい、それが原因で黒くなるようです。
ケーブル故障の原因にも 防止策は?
ライトニングケーブルが壊れる原因は、断線による接触不良と、この錆びつきによる接触不良の2種類が主なものになっているようです。
筆者の動かなくなったライトニングケーブルも同じく左から4番目の端子が錆び付いていました。
このケーブルは買ってから半年も経たずに使えなくなったのですが、考えられる理由はいくつかあります。
まず、主にiPadの充電に使っており、iPhoneなどに比べると高電圧高電流だったため、酸化が進みやすかったこと。
そして、アマゾンで購入した安物のケーブルだったため、純正品に比べ金メッキなどの防護策が弱かった可能性。
最後に、夏場に主に使っていたため、手汗などがつきやすかった点などが考えられます。
ライトニングケーブル、あれだけ電流流せるくせに端子がむき出しとか本当に意味わからない。低コストに薄くするためだけにHOTを容易に接触可能な面に設置するのどうかしてる
— pkill -f ‘東風谷さずりん’ (@Xatz) October 26, 2019
そのため、ライトニングケーブルの酸化による錆びつきを防ぐには、湿度の多い場所を避けたり、コネクタ部分を無闇に触らないようにするなどの対策が有効になりそうです。