家を出るとき、iPhoneをどこに置いたか分からずに時間が取られてしまった経験はありませんか?
iPhoneを探すためにパソコンやiPadから音を再生させることはできますが、同じような発想でAirPodsからiPhoneの音も鳴らせるように改造してしまった人があらわれました。
AirPodsからiPhoneを探せるようになる脱獄ツールが登場
AnthoPakという名前で活動しているiOS開発者はAirPodsなどのBluetoothデバイスからiPhoneの音を鳴らすことができるように開発し、それをBlueFinderと呼ばれる脱獄ツールとして配布しました。
BlueFinderではペアリングされたBluetoothデバイスを操作することで、iPhoneの音や光をだすことができるようになります。
この考え方はiPhoneにあるFind Myという機能に似ています。
Find MyではiPhoneから失くしたAirPodsを見つけるためにAirPodsから音を流すよう遠隔で操作できますが、このBlueFinderではまさに真逆のアクションが行われているのです。
BlueFinderがインストールされたiPhoneは、あるBluetoothデバイスが任意の回数だけ連続してオン/オフになったことを確認すると特定のアクションを起こすように設定できます。
これを応用して、例えばAirPodsの蓋を2回連続して開け閉め(電源のオンとオフを)するとiPhoneが音と光をだすようにアクションを設定しておけば、紛失した際にAirPodsの蓋を開閉するだけでiPhoneを探し出せるという寸法です。
実際に動作している様子も公開
実際の実験動画も公開されています。
動画内では、AirPodsの蓋を2回開閉することによってBluetoothのオンとオフと切り替えています。
そして、そのトリガーとなる動作に応じて、iPhoneを振動させたり、点滅させるなどのアクションが選べます。
この回数は1回から5回までの任意の数だけ設定できるようになっており、AirPods以外のBluetoothデバイスも登録できます。
残念ながら、このBlueFinderは脱獄することで使えるようになるため一般ユーザーがインストールすることはおすすめしません。
そのため今回はただの紹介となってしまいましたが、このような脱獄OSからの機能がiOSに逆輸入された事例は過去にも存在するため将来的に私たちが使えるようになる可能性もありそうです。
ふとしたタイミングで見失うことも多いiPhoneを探せる手段が多いに越したことはないでしょう。
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