「Googleドライブに保存した性的な画像が削除された」という記事が話題になっています。
記事を書いた人物は、性的な画像は一般公開することも、共有することもなかったとのこと。
そのようなケースでもGoogleが画像を削除することはあり得るのでしょうか?
Googleドライブで性的な画像が削除される基準とは
元記事によるとGoogleから届いたメッセージは以下の通りだったそうです。
『Google のポリシーへの度重なる違反が認められた場合は、アカウントのコンテンツへのアクセス停止など、お使いの Google アカウントを無効にする措置をとらせていただくことがございます。』
これが本当であれば、性的な画像をGoogleドライブにアップロードことで”アカウントBan”の危険性があるということになります。
では、Googleの利用規約を確認してみましょう。
この5条の部分にプライバシーポリシーに関する記述があります。
Google は、コンテンツが違法か否か、または Google のプログラム ポリシーに違反しているか否かを判断するために、コンテンツを審査することができます。さらに、Google は、Google のポリシーまたは法律に違反していると合理的に判断したコンテンツを削除したり、その表示を拒否したりできます。ただし、このことは、Google がコンテンツを審査していることを必ずしも意味するものではないため、Google がコンテンツを審査していると想定しないでください。
利用規約によると、Googleはポリシーに違反したコンテンツを削除することがあると明記しています。
その基準がどのようなものなのか「不正行為に関するプログラム ポリシーと適用」で確認してみます。
性的に露骨な表現
「不正行為に関するプログラム ポリシーと適用」では、「露骨に性的な表現がされている画像や動画」の”公開”は禁止されていると明記されています。ただし、母乳を飲む乳児の画像の他、教育、化学、芸術上の明確な目的を持ったものに関しては許可されています。
意外なことに「単に性的であるだけの画像」であるならば、アップロード禁止やコンテンツ削除の対象になるとは明記されていません。
つまりそのような画像の保存自体はポリシーの違反対象ではなさそうです。
児童の搾取
「不正行為に関するプログラム ポリシーと適用」でGoogleが明らかに問題としてるコンテンツは「児童の搾取や虐待にあたるコンテンツ」です。これに関してはアップロード自体が禁止されています。
これは該当する”漫画”ですらも対象となっています。ちなみにそのようなコンテンツをアップロードせずとも、共有されたコンテンツを保存するのもNG。またそのようなコンテンツがGoogleのサービスを介して公開されていてもコメントすることも禁止されています。
注意するコメントすらもGoogleは禁止しています。[不正行為を報告] からそのコンテンツを報告しましょう。
Googleはそのようなコンテンツを削除し、アカウントを無効にして法執行機関に報告するなどの適切な措置を講じると明記しています。
まとめ
性的なコンテンツをGoogleドライブに保存すること自体はオススメしませんが、即削除の対象となることはなさそうです。
しかしながらGoogleは児童の搾取に関する画像ハッシュ情報を保存しており、一致した場合には自動的にコンテンツの削除を行っている可能性があります。
また保存する漫画のコンテンツによっては、GoogleのAIがキャラクターが児童だと判定される可能性も十分にあります。
基本的にはそのように勘違いされるようなコンテンツの保存は控えておいたほうが良いでしょう。
Googleに関する記事
Googleアカウントを自動削除する方法と復元をする方法(死後に備えて)
GoogleアカウントをBanされた時の対処法とは アカウント凍結の報告が続々と上がってるぞ
Google検索やYouTube、Chromeの閲覧履歴を自動的に削除する方法
紛失時に使おう! iPhoneでログイン中のGoogleアカウントから遠隔でログアウトする方法