中国のApp Storeで1位を獲ったディープフェイクアプリ『ZAO』が世界的に注目を集めています。
著名な動画に自分の顔を当てはめるかなり画期的なアプリとなっていますよ。
今回はZAOアプリについて解説いたします。
『ZAO』アプリとは?
ZAOは中国発のアプリでディープフェイクによって、動画内の顔に任意の人の顔を当てはめるサービスです。
しかも必要なのは顔写真1枚。
これだけで有名映画の主人公に一瞬でなれてしまうんです。
例えばディカプリオと自分の顔を丸っと入れ替えてしまえます。
若いイケメンのころのディカプリオから、
50代?の役を演じるディカプリオまで気軽に入れ替えることができます。
こちらの動画が分かりやすくて秀逸。
中国ではdeepfakeもだいぶ庶民まで落ちてきた様子。1枚の静止画でこんな動画を8秒で作っちゃうって、凄すぎる。
気づいたら次のアベンジャーズは自分とか、そういう展開も近いんだろうな。#ZAO app #deepfake pic.twitter.com/8pFCPJP692— 福山泰史|Taishi Fukuyama (@fkymtsh) September 2, 2019
アイアンマンのフェイク動画も最高なのでぜひチェックしてみてください。
「ZAO」って言うAIを利用した顔面認識アプリ、
写真の顔と動画の人物の顔と入れ替えることができる遊んでてめちゃめちゃ楽しいw#ZAO pic.twitter.com/tXFwRllGBp
— ジーマン@上海 (@JimanJiang) August 31, 2019
Zaoアプリはどこでダウンロードできるの?
残念ながらまだ日本ではダウンロードできません。(2019年9月3日の時点)
ZAOのフェイクアプリがたくさんリリースされているので、騙されてダウンロードしないようにしましょう。
日本でリリースされたら記事で紹介いたします。
ZAOの問題点
ZAOはリリース当初、利用規約に「アプリによって生成された画像や動画の権利は開発元が有する」と書かれていました。
つまり自分の顔や他人の顔を使ってしまうと、その権利はアプリ開発者のモノとなる利用規約だったのです。
これには中国人ユーザーは激怒。結果的に開発元が作成されたコンテンツを使用する際にはユーザーに使用許可を求める利用規約に更新されました。
またユーザーがコンテンツをアプリ内で消すとZAOのデータベースからそのコンテンツを削除する仕様になったことで、安心して使えるアプリとなったようです。