マンガや写真、論文などのコンテンツをダウンロードすることが全面的に違法とすることが文化審議会著作権分科会で決まりました。
通常国会で改正案が通れば、来年から施行されるようです。
あらゆる著作物が対象に
今回の決定でもっとも大きなポイントは音楽と動画以外にも範囲が広がったことにあります。
これによりマンガはもちろん、写真や論文、小説や雑誌の無断ダウンロードも違法となります。
TwitterやSNSは注意が必要
もっとも注意すべきはSNSの利用です。
ツイートの写真やスクリーンショットをダウンロードしても「違法」となってしまいます。
例えば、よく絵師さんが描いたイラストや、写真家の投稿を「素敵だなぁ」と思ってカメラロールに保存すると違法扱いになってしまいます。
ザコ絵師ちゃん日記ファンアート
ザコ絵師ちゃんかわいい pic.twitter.com/tnsCBth9w0— 森のかえる (@mori_no_kaeru) 2019年2月12日
議論の余地がある法改正
もし法改正によってこれが通ってしまうと、既存のサービスも大きな影響を受けるのかもしれません。
YouTube Premiumのオフライン保存も違法となりかねないですし、iPhoneやAndroidでの画面録画の最中に著作物が写ってしまえば違法となっていまします。
またTikTokに限っていえばメールで送信するだけで動画がカメラロールに保存される仕様となっている為、違法行為を助長する仕組みとなっています。