これを見るともう現実と虚構の区別が付かなくなりそうです…。
中国の国営メディアである新華社は北京に拠点を置く検索エンジンSogouと協力して、2人のAIニュースキャスターを開発したと発表しました。
それが想像以上にすごかったので、とにかくこちらの英語のニュースを読み上げる動画を見て下さい!ほんの数秒見てもらうだけでいいので。
これ本当の人じゃないんですよ?もうリアルすぎてそうやって騙してるだろ?と思うくらい、めちゃくちゃしゃべってる様子が本物っぽいんです。
こちら実在するアナウンサーを元に作られたもので、AIが実際に本人がしゃべっている映像から音声・唇の動きや表情を学習して、結合したものを作り出しているそうです。
ただ残念なことにしゃべり方がまだ機械っぽいので違和感があるのですが、これが滑らかにしゃべるようになったらまさかこれがAIの作り出した合成の映像とは誰も気付かないんじゃないでしょうか。
先月にはTBSニュースが「いらすとや」のキャラがしゃべるバーチャルニュースキャスターをデビューさせていますし、
【いらすとキャスター きょうデビューです】
TBSニュースに新しい仲間が加わりました。
速報を中心にほっこりした話題もお届けします。
末永くよろしくお願いします。 pic.twitter.com/AqBbDKntpX— TBS NEWS (@tbs_news) 2018年10月1日
モデルの世界でも、CGのバーチャルスーパーモデルが海外ブランドに採用されるなど、バーチャルなキャラは様々な分野に進出しています。
AIキャスターを作った新華社は「人間は8時働くが、AIアナウンサーは24時間365日、ニュースを読める」のが人間との大きな違いだとコメントしており、いつでもどんな時でニュースを読めるアナウンサーと考えると利点は大きいですよね。
個人的にはそれだけでなく最近ではアナウンサーのセクハラ問題が取り上げられたりしていますし、そのようなゴシップとも無縁なのが、バーチャルキャラの最大の利点ではないかと思います。
それにしてもこれだけリアルなAIキャスターが出てくるとなると、気付いていないだけでテレビに出ている人が実はCGだった…なんて日が来るかもしれませんね。