iOS 10から使えるようになった「マークアップ」は、写真やPDFに図形や注釈を付けられる機能。
サードパーティ製アプリを使う必要がない手軽さから利用している方も多いと思いますが、個人情報を隠すために「マークアップ」を使っているなら今すぐ止める、もしくは使い方を見直した方が良さそうです…!
iPhoneの標準機能「マークアップ」とは?
iOS 10から使えるようになったマークアップ。
詳しい使い方はこちらでご紹介しているのですが、簡単に言うと写真やPDFに手書きメモや図形、テキストなどを入れられる機能となっています。
使い方は簡単で、写真アプリからマークアップしたい写真を選択→「編集」→右から2番目の「…」→「マークアップ」から使うことが可能。
以前はサードパーティ製アプリを使わなければテキストを入れたりできなかったですが、iPhoneの標準機能という手軽さからマークアップを利用している方も多いのではないでしょうか?
例えばTwitterなどに写真をアップする時、マークアップのマーカーを使って個人情報を消したり…。
しかし米メディア9to5Macによれば、マークアップを使って黒く塗りつぶされたように見えても、使うペンの種類によっては「なにを隠しているのか」が簡単に分かってしまうそうなんです(((;゚Д゚)))
画像編集ソフトを使うものの難しい操作は一切いらず、画像の「明るさ」を上げればいいだけとのこと。
ということで実際に画像編集ソフト「Photoshop」で上記の画像の明るさを上げてみたところ…塗りつぶした文字が本当に見えてしまいました。
もう一段階明るさを上げれば…この通り。全然隠せてねぇええええ(;´Д`)
ちなみに9to5MacではPhotoshopではなくPixelmator Proを使用して検証を行っていましたが、同じく塗りつぶされた文字を見ることができました。
難しい操作も必要ないですし、PhotoshopやPixelmator Proなど高度な機能を持つソフトでなくとも「明るさを調整できるソフトやアプリなら見ることができてしまう」と考えられますね…。
マークアップは個人情報を隠すための機能ではないので、これは不具合ではなく仕様。
ただしマーカーではなくこちらのペンなら、(編集部で検証した限りではありますが)明るさを上げても下の文字が見えませんでした。
ペン先が細く、塗りつぶすのにマーカーよりも時間がかかりますが、こちらを使ったほうが良さそうです。
真っ黒に塗りつぶせば大丈夫かと思いきや、まさか下の文字が透けて見えるとは驚きですね…。
今までマークアップのマーカーを使ってSNSに写真をアップしていた方は、今すぐ削除した方がいいかもしれません。