一般人にとって便利なサービスは、悪人にとっても便利…ということなんですかね。
Googleのストリートビューを使って侵入する家を物色していた空き巣グループがこの度逮捕されました。
被害総額は2,000万円を超えるようですよ…。
事前調査はストリートビューで
Googleマップの機能の一つで、世界中の「道路沿いの風景」などが見られるストリートビュー。
初めて行く場所で迷わないよう事前に確認するためだったり、旅行気分を味わったりと使い途はさまざまですが…この便利なサービスがついに悪用されてしまいました。
去年10月に大阪府吹田市の住宅に侵入し、現金や時計など800万円相当を盗んだ窃盗などの疑いで男女4人が逮捕されたのですが、彼らは犯行に及ぶ前にストリートビューで侵入する家を物色していたそうです。
警察によると容疑者らの犯行は40件以上にのぼると見られ、被害総額は2,000万円超。調べに対し4人は容疑を認めているとのこと。
確かにストリートビューでは家の表札や人の顔、車のナンバープレートなどプライバシーに関わる部分はぼかしがかかっていますが、家の作りなどは丸わかり。
裏口はあるのか?近くに人の集まる場所があるのか?なども調べられますし、さらにナンバープレートにはぼかしがかかっていても車種は判別可能。
「高級住宅街+高級車が止まっている家なら盗む価値のあるものがあるはず」と目星をつけられ、「人通りが少なそうなこの裏道から入れば大丈夫」などとシミュレーションされ…文字通り悪用されてしまったわけですね(;´Д`)
犯罪に使われてしまったとなると、今後ストリートビューが規制されることも考えられます。
サービスの利便性が失われるのはユーザーにとって痛いところですが、これ以上犯罪を増やさないためにもある程度の対策や規制は必要…かもしれませんね。