交際している女性のスマホに「無断でアプリをインストールした」として、県立徳島科学技術高の男性教諭(48)が逮捕されました。
え?アプリを入れただけで?とちょっと驚くかもしれませんが、男性がインストールしたのは「外部から位置情報を取得できる」といういわゆる監視アプリ。
容疑は「不正指令電磁的記録供用」の疑いらしいんですが、これって一体どういう犯罪なんでしょうか?
一体どんな罪で逮捕されたの?
2015年11月上旬、当時交際していた女性のスマホに「外部から位置情報を閲覧できるアプリを無断でインストールした」として、不正指令電磁的記録供用の疑いで今月19日に男性(48)が逮捕されました。
徳島県警によるとアプリがインストールされてから1年半以上経過した2017年夏、女性がスマホの不調に気づき…専門店に相談し事件が発覚したそうです。
1年半も位置情報が知られていたとは…いくら交際相手とは言え、考えるだけでゾッとしますね(;´Д`)
さて、男性が逮捕された容疑は「不正指令電磁的記録供用罪」というもの。なんだか漢字が並んでよく分からないですが…一体どんな罪なのでしょうか。
弁護士ドットコムNewsによると、不正指令電磁的記録供用罪は「他人のPCやスマホなどに、意図に沿うべき動作をさせなかったり、反対に意図に反する動作をさせるようなウイルス等に感染させ、実行させる」という犯罪とのこと。例えば、
- 意図に沿うべき動作をさせない:メールを送ろうとしても送れない
- 意図に反する動作をさせる:メールを送ろうとしていないのに勝手に送られる
ということですね。
ウイルスだけでなく、アプリも「使い方によってはウイルスと同様の動作ができる」ということで、実は以前にも「妻のスマホに無断で遠隔操作アプリをインストールした夫」が逮捕されています。
例え家族であっても、本人の承諾がない以上は犯罪として成立するんですね。ちなみに有罪となれば3年以下の懲役または50万円以下の罰金とのこと。
好きな相手の行動が気になって仕方がない気持ちは分からなくはないですが…アプリを無断でインストールするようなことは絶対にやめましょう。
バレたら嫌われるどころか逮捕されてしまいますからね…!