運転中のiPhone操作での事故の責任を問われたり、他社部品で修理するとエラーが出ると訴えられたりと何かと訴訟が多いAppleですが、今度はアプリのロゴが酷似していると訴えられたようです。
App Storeロゴがブランドロゴと酷似
ロゴが似ているとして北京人民裁判所に訴えているのは、中国の衣料品ブランドのKON。
PhoneRadarによれば、訴えの内容はAppleのiOS・macOSに使われているApp Storeアイコンのデザインが、同社のロゴデザインに似ているというもの。
確かに同社のHPにあるロゴとApp Storeのアイコンデザインを比較すると、3本の棒で三角形が作られていることや重なり具合もそっくり。
KONはこのデザインで著作権(原文がcopyrighytとなっているが、おそらく商標権)を中国で取得しているとのことで、それを侵害しているという主張のようです。
加えてKONはAppleに対して、全米メディアへ公式な謝罪と経済的損失の補償を要求しているとのこと。
似たような話では過去、昨年5月には携帯用カバーやバッグなどを販売する中国企業「ホントン・チアンディ・テクノロジー」が中国における「iPhone」の商標登録をしてたとして、訴えられ敗訴したこともあるんですよね。
その後Appleは同社と直接契約を結ぶことで、問題は解決したようなのですが…。
また、iPhone 6が中国製のスマホのデザインを模倣していると訴えられ、一時は販売停止に追い込まれることもありました。
そう考えると今までの中国の裁判だと負けが続いているだけに、今回も敗訴の上でデザインの使用許可の契約を結ぶということもありえそうな話。
判決は数週間以内にでるとのことで、この裁判がきっかけでApp Storeアプリのロゴが変わるなんてことがないことを祈るばかりです。