今までの製造技術では作成する事ができなかった機構も作り出せる3Dプリンター、個人向けの物から製造業向けのものまで様々なタイプがリリースされていますね。
複雑かつある程度大きなものも印刷できてしまう3Dプリンターなのですが、なんと3Dプリンターでオシャレな家を作るサービスがあるようです。
多分日本は無理
ウクライナの建設会社PassivDomは現在「8時間で完成する3Dプリンターハウス」を公開し、アメリカから8,000件以上もの予約を受ける注目のサービスです。
なんと最低64,000ドル(約720万円)で420平方フィート(約12坪)のオシャレなワンルームハウスを、3Dプリンターを利用したった8時間で作るとの事。
この家は窓、ドア、配管、電気システム以外をすべて3Dプリンタで製作する事で驚異的なスピード建築を可能にしているんだとか。
「こんな安くて短時間でできるなら相当チープそう」と思ってしまいますが、内装は画像の通りシンプルかつ未来的な作りに。
残念ながらベッドを置くスペースは無いそうですがソファーがベッド代わりになるそうで、キッチンの奥にはバスルームも設けられています。
ちなみに電気は屋根の太陽光発電から、水は空気中の湿気からフィルタリングして生成(または水源を接続)する事ができ、下水設備もあるため一般的なライフラインを必要としないというとんでも設計です。
また3Dプリンターで建築し独自のライフラインで稼働する家なので、通常家を建てる事が不可能な場所、例えば山の頂上とかにも建設できるとの事。
日本では耐震関係で確実に利用不可能ですが、約720万円で約12坪とはいえこんなオシャレなワンルームハウスを作れるというのは、大変魅力的に思えます。
まとめ
画像資料を見る限り「普段住みの家」ではなく「隠れ家」とか「別荘」な提案なんでしょうが、3Dプリンタでこんなものまで作れてしまう事には驚きですね。
もしかしたらいずれ日本でも、基礎建築のみ人力の3Dプリンターハウスが登場するのかも知れません。