AppleがiPhone Xから搭載した生体認証であるFace ID、顔を3Dマッピングし他人が解除できる確率は100万分の1に過ぎないと公式に発表されていますね。
しかしそんなFace IDが中国で「血縁関係のない女性」に解除される事件が起き話題に。
Appleもそれを認め、返品・返金に応じた模様です。
凹凸の少ないアジア人
Touch IDに代わりiPhone Xから搭載された新しい生体認証のFace ID、これまでに双子や親子、あるいは作り込まれたマスクによって解除される例がありましたね。
双子や親子、ましてや本人を参考に作られたマスクなら解除されても仕組み的に仕方がないのかな?と感じてしまうのですが、中国は江蘇省南京市で職場の同僚がFace IDを解除できたというニュースが報道されています(画像下のリンクからニュース動画を確認する事ができます)。
南京市で働くヤンさんはiPhone Xを2台購入したそうですが、その2台ともでFace IDを設定したものの血縁関係のない同僚女性にあっさり解除されたと説明。
実際番組中でもスタッフの前でヤンさん(下記画像左の女性)がFace IDの初期設定からスタートし、設定し終わった端末を同僚の女性(下記画像右の女性)が解除してみせました。
ヤンさんは同僚にFace IDが解除された際にAppleへこの旨を説明しましたが信じてもらえず、同僚を連れて近くのApple Storeに赴き番組同様実演して見せたそうです。
Apple Store側の判断は「TrueDepthカメラが壊れている」というもので、返品・返金に応じたそうですが、その後ヤンさんが3つ目のiPhone Xを購入したかについては語られていません。
報道動画を見る限り2人はそこまで似ていないように思えますが、海外のコメントでは「(2人の)違いがわからない」「アジア人は顔に凹凸が少ないから」といったものが見られます。
以前Face IDの生データを再生した例がありましたが、思っていたよりも雑なイメージだったのでコレが原因なのかも知れません。
まとめ
欧米人らと比べ顔の彫りが浅いアジア圏の人の顔は、現段階のFace IDでは誤認識しやすいのかも知れませんね。
Appleは現在、この件についてのコメントは控えているようです。