昨年夏頃に高額なサポート費とその解除料が問題視され大炎上したPCデポですが、その実態はまったく変わってなかったようでまたもや解除料を巡って炎上騒動となっています。
普通では考えられない光回線の高額な解約金に驚愕
PCデポと言えば去年の夏頃に高額なサポート契約を結んでいて、解約に行ったところ契約解除料として10万8千円を請求されたことをきっかけに大炎上したのは記憶に新しいところ。
最終的には一連の指摘を受けて、ざっくりまとめるとPCデポは以下の様な対応をする発表を行い一旦は沈静化の運びとなっていました。
- いまサポート等の契約を結んでいる人:コース変更や解除を無償で対応
- 70歳以上の人が新規契約する時:契約時に家族などに契約内容を確認してもらう。3ヶ月以内のコース変更や解除は無償で対応
- いまサポート等の契約を結んでいる75歳以上の人:加入期間に関係なくコース変更や解除を無償で対応
この騒動の後、私も実際に店舗を見に行ったのですが契約解除の手続きをしている人もチラホラみられ、これで問題は解決だなと思ってたんですよ…
この記事を書くまでは…
というのが、昨日ゴゴ通信が伝えるところによると、またまたPCデポ関連でトラブルが起きてたというんです。
そのきっかけが みい (@uvatmmtofFKigON)さんの投稿で、光回線の支払いが高いと思って途中解約に行ったところ、なんと約21万円も契約解除料が掛かると言われたんだとか。
ozzio光のプレミアムサポートサービスの
3年契約です
契約満期が来年10月でしたが毎月1万8千円
課金されるので高額負担に耐えきれず
途中解約を申し入れたところ
20万円かかると言われました。— みい (@uvatmmtofFKigON) 2017年11月7日
あれ?これどっかで聞いたような話…と思ったら、昨年の騒動の時とほぼ同じような話じゃないですか…。例の謝罪対応で全部解決したと思ったらまだまだ契約がそのままの方がいらっしゃったようで。
その約21万円の内訳となる書類も投稿されていたのですが、これをよーく見てみると…。
最初に解約を申し入れた時に送られてきた
書類です。これを見たら普通じゃないと
思いました。この金額の根拠が意味不明です。 pic.twitter.com/qlERqp5vbD— みい (@uvatmmtofFKigON) 2017年11月7日
元々光回線の支払いが高いとのことだったのですが、前回話題になったサポート費の解除料に加え、iPhone 6sの端末代やVAIOと記載のあるノートPCも同時に契約していたようで、その解除料も合わせて合計金額が21万4576円になっていたようです。
そこにもツッコミどころがない訳じゃないのですが、一番気になったのはPCデポが自社サービスとして提供している光回線である「o’zzio光」の解除料!よーく見て下さいね、7万1千円ですよ。
光回線の複数年契約の違約金って考えても意味が分からない金額で、これPCデポの公式ページに詳細の説明もないんですよね。
それで色々調べたところ、インターネット比較の達人というサイトにて詳細がまとめられており、どうやら「o’zzio光」には以下の3つのプランがあるようなんですね。
- 通常プラン
- 光電話かけ放題プラン
- ozzio光さんねんMAXプラン
それで「通常プラン」と「ozzio光さんねんMAXプラン」の違約金を見てみると…
- 通常プラン
1~24カ月目:10,000円
以降2年ごとに自動更新
24カ月目以降:更新月以外は10,000円 - ozzio光さんねんMAXプラン
1~11か月: 80,000円
12~23カ月:71,000
24~35カ月:43,000円
36か月以降:0円
さんねんプランが11ヶ月未満の解約だと80,000円って、高っかあああああ!!
こんなの知ってたらわざわざ違約金の高い3年プランなんて契約しないだろうと思うんですが、そこにはちゃんと理由があって、どうやらこの3年プランに契約すると5万円分の割引が受けられるという特典があったようなんです。
横から失礼
ozzio光についてるMax5は3年契約を約束する代わりに
何かしらから5万円引くという奴です
ただ月額が上がって3年かけて5万を余計に払うイメージなので大して得しないです
記録があれば当時の買い物から5万引かれてるはず
逆になければ怒鳴りましょう。詐欺です— dslayer (@depotslayer) 2017年4月15日
この目先の5万円に惹かれしまい契約すると、月額料金は上がるわよく分からない契約解除料の発生するiPhoneやパソコンをセットで契約してしまうというトラップが待っていると訳ですかね。
この違約金の説明をどこまでちゃんと説明しているかは分かりませんが、「1回契約したらすぐに解約することもないと思うので〜」とかセールストークで売ってたんでしょうねきっと。
いやーあれだけ騒ぎになっていながら、まだまだこんなことがあったなんて驚きな訳ですが今回の21万円を請求された みい (@uvatmmtofFKigON)さんは最終的にどうなったかというと…
散々揉めた結果iPhoneやパソコンなどを返却する代わりに、約21万円が4万3千円に値引きされて決着。
その経理担当とも同じような問答を
1時間ほど繰り返したと思います。
その後向こうからの提案で全部の機器返却
なら解約金4万3千円で分割でもよいような
事を行っていました。
私も分割ならと承知しました。— みい (@uvatmmtofFKigON) 2017年11月7日
いやいや、契約していて払うべきと設定している光回線の71,000円とかが、なんでごねたら安くなるのか意味が分かりません。
そもそもの契約内容もツッコミどころ満載ではありますが、お客さんがごねたら最終的に折れて契約とは違う内容で値引きしてしまうってのは企業としてどうなんですかね。
その辺り含めて昨年の炎上時からまったく変わっていないことが分かったPCデポですが、そろそろよく分からない契約は全て撤廃して、再スタートを切ってほしいものです。