ベトナムに住む14歳の女の子が感電死するという痛ましい事故が発生しました。
原因はiPhoneを充電する時に使うLightningケーブル。どうやら中の電線が見えるほど傷んだケーブルだったようで、就寝中そのケーブルに触れてしまったとのこと…。
自分のLightningケーブルは大丈夫か、いま一度確認してみてください!
傷んだLightningケーブルで感電死
ベトナム・ハノイの警察によると、被害者はベトナムに住む14歳の女の子Le Thi Xoanさん。
Le Thi Xoanさんのベッドの上に焦げたLightningケーブルがあり、端の方は中の電線が見える状態だったそうです(以下、実際のケーブルの写真)。
医師によるとどうやらLe Thi Xoanさんは寝ている時に無意識にこのケーブルに触れてしまい感電した…というのが死因とのこと。
まさかたかがケーブルで感電死してしまうとは驚きですよね…しかし実際にこのような事故が起きてしまったわけですから私たちも気をつけなければなりません。
いま一度自分が持っているケーブルが大丈夫かどうか、確認しておきましょう!
安全なケーブルの見分け方
まず、今回の事故で使われていたLightningケーブルがAppleの純正品か模倣品かは今のところ分かっていません。Appleによると模倣品の場合、
- iOSデバイスが損傷する場合がある
- ケーブルが損傷しやすい
- コネクタの端子が外れる、非常に熱くなる、またはデバイスにしっかりと収まらない
- デバイスを同期または充電できない
などの可能性があるとのこと。
ネット通販などでは純正品に限りなく似せた模倣品が出回っていることも考えられるので、自分のケーブルは純正品(もしくはMFi)かどうか確認してみてください。
まず、純正品にはUSBコネクタから約18cmのところに「Designed by Apple in California」という印字があり、それに続いて
- Assembled in China
- Assembled in Vietnam
- Indústria Brasileira
のいずれかが印字されています。その末尾には12桁のシリアル番号が記されていますよ。
古いLightningだと見辛いかもしれませんがこんな感じです⇓(肉眼ならもう少し見えるはず…)
MFiの場合は通常、USBコネクタ側ではなくLightningコネクタ側に社名が印字されているそうです。
他にもLightningコネクタの作りが雑だったり…
USBコネクタの結合部分が純正品は台形なのに、模倣品は直角だったり間隔が均等じゃなかったりするそう。
その他にもAppleが「純正品と模倣品を識別する方法」を公開しているので、ぜひそちらも確認してみてください。
Lightningケーブルを補強する
さて、Lightningケーブルは純正品でも壊れやすい…と昔から言われていますよね。そこで役立つのがケーブルを補強する小物たち。
まず一番シンプル+費用がかからないのがボールペンのバネを利用する方法です。
手軽なのでインクの切れたボールペンがある方はぜひ試してみてください。詳しい方法はこちら⇓
▶Lightningケーブルの断線を防ぐ! ボールペンのバネを使って補強する方法を試してみた
そしてボールペンのバネよりはちょっと高いものの、1,000円以下で買えるのがLightningケーブルプロテクター。
2個セットで690円となっております。カチッとはめるだけなのでバネよりもすぐ装着できそうですよ。
ということで
Lightningケーブルの安全な見分け方、補強の方法についてご紹介しました。見た目は断線してない/綺麗でも、
- 折れ曲がっている
- 上手く充電ができない(ケーブルに触れると充電が止まったりする)
などの場合、中で断線しているもしくは断線しかけているかもしれません。
こうなると感電というよりは発火・火災の原因となる可能性があるので、使用を止めるようにしましょう。毎日使うLightningケーブルだからこそ安全第一に考えたいですね…!