開発者やテスト参加者向けに公開されているiOS 11.1ベータ、現在は4番目のバージョンであるbeta 4までリリースされました。
おそらく年内にリリースされるであろうiOS 11.1、どんな機能が追加されるのかおさらいしておきましょう。
16機能とバグの修正
着々と開発が進められているiOS 11.1、現在は4つ目のバージョンであるbeta 4が公開されています。
バージョンを重ねるごとに少しずつ機能の追加とバグの修正が行われているので、どのようなものがあるのか見てみましょう。
まず、ロック画面から画面をスワイプする事で利用できるクイックカメラ起動の時間が短縮され、カメラをスムーズに利用できるようになりました。
機種にもよりますが、現状スワイプが終わってから撮影可能になるまで少しだけ時間がかかっているので、起動までのストレスがなくなる事となります。
続いて絵文字が数百種類追加され、メッセージにより個性的な絵文字を添えられるようになりました。
また同時に、テキスト変換時に変換スペース右側に最大3つの絵文字が表示されるようになったので、今までよりも絵文字を利用しやすくもなります。
そして、なぜか削除されてしまっていた3D Touchによるアプリスイッチ機能が復活しました。
画面のサイドを押し込む事でアプリをサクサク切り替えられる便利機能、復活希望の声が多かった事から見事使えるように。
また、ロックボタンを5回押す事で利用できた「緊急SOS」に新しい起動方法が追加となりました。
新しい方法は「音量調整ボタン(どちらか一方)」と電源ボタン同時押しで、連打でなかなかうまく起動できない、なんて事はなくなります。
そして個人間で送金ができるApple Pay Cash機能が追加されました。
現状日本では使用することができないのですが、Apple関係者のみの限定公開を経て、開発者やテスト参加者も体験できるようになっています。
他にも細かいものを含んだ機能追加が10個確認できていますので、下記に列挙させていただきます。
- ロック解除時のアニメーション変更
- iBooksのUI/UX(画面下のボタン類)変更
- 通知バナータップ時のアプリ切り替えアニメーション変更
- ブラウザなどで画面上部をタップして「TOPに戻る」機能の挙動が滑らかに
- ロック画面でパスワード入力を失敗した場合iPhoneが震えるように
- Assistive Touchにシングルタップ、ダブルタップ、ロングプレス、3D Touchのオプション追加
- 3D TouchとAssistive Touchを起動した時メニューが画面中央表示だったが、押した場所を基準にメニューが現れるように
- Assistive TouchのSiriとHOME、ジェスチャー各種のアイコン変更
- 機能制限のカメラアプリアイコン変更
- ミュージックのNow Playingスプラッシュスクリーンがダイナミック表示に変更
まとめ
この他にもiOS 11.0.3までで確認されている多数のバグ修正が行われているそうで、世界中で話題になった「Wi-Fi WPA2の脆弱性」もiOS 11.1で対応する事が予定されています。
他にもリリース予定で未だ実装されていない2つの機能、「AirPlay 2」と「メッセージアプリのiCloud同期」も近いうちに追加される事でしょう。