最新機種でありプレミアムモデルとして発表されたiPhone X、iPhone 8/8 Plusを我慢して発売を心待ちにしている方も多いかと思います。
ごく最近開発されたように思われるこのiPhone Xなのですが、なんと5年前から開発がスタートしていたと言うのです。
ジョナサン・アイブのインタビュー
先日Appleの最高デザイン責任者であるジョナサン・アイブ氏は、ニューヨークで生放送のインタビューに登壇しました。
インタビューでは彼自身の事、デザインの事、故スティーブ・ジョブズ氏との事などが述べられたのですが、特に注目を集めたのはもちろん、iPhoneに関する発言です。
iPhoneを手がけ始めた彼のモチベーションはなんと「携帯電話(iPhoneを含む)への嫌悪感」だったようで、携帯電話への不満な部分を取り除くような過程を経て今のiPhoneが出来上がっている模様。
ジョブズ氏は「Appleの目標はお金を稼ぐことではない」と言い、数字に疎くビジネスマン向きではなかったアイブ氏は一緒になって「素晴らしい製品」を作る事に注力しました。
そして現在、世界でもトップレベルのシェアを誇るスマホとしてiPhoneが存在しているワケですが、なんとそこでiPhone Xが5年も前からプロジェクトとしてスタートしている事が明かされます。
iPhone Xで初搭載となる「Face ID」は5年前の時点で構想ができており、そこからずっと試行錯誤を重ねていたと言うのです。
5年前と言えばiPhone 5が登場した年であり、時系列で考えればiPhone 5sの製作と並行して行われていたという事に。
つまりAppleのプロジェクト的には、「Touch ID」と「Face ID」は同じ時期から開発がスタートし、「Touch ID」は数ヶ月で、「Face ID」は5年の歳月を以って完成したと言う事になります。
リークや噂などで「仕方なくTouch ID搭載を諦めた」なんて言われていますが、iPhone Xでの「Touch ID削除」と「Face ID搭載」は5年も前から決められていた事なのかも知れません。
Appleの5年間の集大成であるiPhone X、早く手に取ってみてみたいものですね。
まとめ
ちなみにインタビューでアイブ氏はiPhoneの悪影響について、「(iPhoneの)使い過ぎ」を「ツールの誤用」と回答しました。
iPhoneがトリガーとなって人とぶつかったり、事件事故が発生したりしているのは事実ですから、iPhoneが適度に使われる事を彼は望んでいるようです。