2011年に発売されたiPhone 4sで初めて搭載されたSiri。
アラームをかけてくれたり、ちょっとした調べ物をしたり、かかっている音楽の曲名を教えてくれたり…私たちiPhoneユーザーのアシスタントとして活躍してくれていますが、どうやらSiriの頭脳は小学1年生に圧倒的に劣るレベルだったようです。
そして人間に最も近い頭の良さを発揮したのは…みなさんご存知のアレでしたよ!
AIの頭脳を調査したら…
AppleのSiriのみならず、Googleの「Google Assistant」やAmazonの「Alexa」など、IT企業がこぞって開発を進めているAI(人工知能)音声アシスタント。
Siriは2011年iPhone 4sに初めて搭載され、iOSがアップデートする度に賢くなってきたようなイメージですが…実際のところ、こういったAIはどれほど賢いのでしょうか?
2017年6月に発表され、9月にarXiv.orgに掲載された論文「Intelligence Quotient and Intelligence Grade of Artificial Intelligence(AIの知能指数と知能グレード)」によると、Siriは小学1年生(6歳)に圧倒的に劣るほどだったのだとか。
この論文はネブラスカ大学中国科学アカデミーや情報科学技術大学などの研究者によって2014年から2016年に行われた「AIのIQを人間の知性と比較する」という調査に基づいたもので、
- Siri
- XiaoBing
- Bing
- sogou
- Baidu
- duer
というAIに加え、
- 人間(18歳)
- 人間(12歳)
- 人間(6歳)
の知能指数を調査。
するとそれぞれの知能指数は、
- 人間(18歳):97
- 人間(12歳):84.5
- 人間(6歳):55.5
- Google:47.28
- duer:37.2
- Baidu:32.92
- Sogou:32.25
- Bing:31.98
- Xiaobing:24.48
- Siri:23.94
という結果に。なんとSiriさん、23.94で最下位です…(;´Д`)
AIの中ではGoogleが47.28とダントツで、Siriの2倍以上という結果に。人間(6歳)との差もそこまで開いているわけではありませんし、Google先生さすが…といったところでしょうか。
ちなみにGoogleは現在こそIQ47.28ですが、2014年の時点では26.5。たった2年で倍近く賢くなっているそうですよ。
このまま人工知能の技術が進めば、人間のIQを超える日もそう遠くはないのかもしれませんね…!