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iPhone 8 Plus / X共通の新機能「ポートレートライティング」って実際どうなの?

iPhone

iPhone 8 PlusにあってiPhone 7 Plusにないもの…それがXにも搭載される新機能「ポートレートライティング」。

実際どんな風に使える機能なのか?を試しながら、改めて様々なシーンで7 Plusと撮り比べてみました。

iPhone 8 Plus/Xには「ポートレートモード」に「ポートレートライティング」が追加

iPhone Xの存在と、どうしても目立った変化が少ないが故に地味な印象のiPhone 8シリーズ。

なのですが…iPhone 8 PlusにはiPhone Xと共通機能として、「ポートレートライティング機能」が追加されているんですよね。

元々iPhone 7 Plusで追加された「ポートレートモード」でも背景がそれっぽくボケてくれていい感じの写真が撮れていたんですが…

これに加えて被写体や背景の明るさをコントロールしてくれるのが、「ポートレートライティング」なんです。

選べるライティングの種類は「自然光・スタジオ照明・輪郭強調照明・ステージ照明・ステージ照明(モノ)」の5つ。

人物を対象に順番に撮っていってみると…

ポートレートモード 自然光

これがいわば標準的なモード。ライティングにはオフという概念はないので、普段ポートレートモードを選んだ場合にはこのセッティングでの撮影になります。

特にこれと言った特徴はなくて、感覚的には今までのポートレートモードで撮った写真とそんなに変化は感じませんね。

ポートレートモード スタジオ照明

お次はスタジオ照明。

外の明るめのところでとったせいなのかもしれませんが、劇的な変化…という程ではないもののよくみると肌感じが違う?

少し変化が分かりにくので、拡大して自然光と比較してみると…。日光で光っている部分がスタジオ照明のほうがより自然感じになってました。

もしかしたらもう少し暗いところで撮影すると、この差が顕著に出るのかもしれません。

ポートレートモード 輪郭強調照明

3つ目は輪郭強調照明。これ単純に輪郭がハッキリするだけなのかなーと思ったのですが…

そんなに単純じゃありませんでした。輪郭を強調するのではなく、肌の陰影がよりはっきり出て人物がよりくっきりするのがこの輪郭強調のようでした。

撮り方によっては、かっこいい人物写真が撮れそうな感じがします。

ポートレートモード ステージ照明

4つ目は少し謎の多いステージ照明。撮影時には丸い枠が出てきてそこに照明が当たっているような効果になるようなのですが…

たしかにそんな雰囲気、外で撮っているハズなのに背景は完全に真っ暗。ステージに立ってスポットライトを浴びている感じということですかね。

ただ、これどういう時に使うのかイマイチよく分かりませんw

より被写体を強調したい時に使えるのかなあ…なんて思いましたがたぶんこのモードを使うことはないだろうなと。

ポートレートモード ステージ照明(モノ)

最後は先ほどのステージ照明のモノクロ版。丸い枠を調整して撮影するのも一緒になってます。

そして撮ったものがこちらなのですが、白黒でかっこいい!というよりは…

まるで遺影のように見えてしまったのは私だけでしょうか。いやたぶん私の写真の腕がないのが原因なので、きっとセンスある方がばしっと撮ったらかっこいい写真が撮れるんでしょう。ええ、たぶん。

ということで、5種類のライティングモードを試してみたのですが、そもそもポートレートモードってこんなにきれいに撮れたっけ?っていうのが正直な感想でした。

それに加えて、スタジオ照明や輪郭強調照明などはさらにワンランク上の写真に仕上げてくれるので、これは使わなきゃ損ってうレベル。

さらにこの機能、撮影時だけではなく撮影後に写真の編集でモードを変更できるという超便利な仕様となってるところも高得点。

忘れないで下さいよこの機能、iPhone 8 PlusとXにしかついてないですからね。8 Plusだってできる子なんだぞっとw

あっいま、「この程度の機能の差なら7 Plusと編集アプリでよくね?」とか思いませんでした?

そういうツッコミが来ると思いまして、iPohne 8 Plusのカメラがどれだけ進化してるのか7 Plusといろんな場面で撮り比べてみたのでご覧下さい。

まずはなんでもないフィギュアを撮影した写真がこちら。

これは先日、ざっくり比較検証した際にも出ていた差なのですが、色味が完全に違いますよね。8 Plusのほうがより自然な暖かみのある色という感じ。

感覚的な話になってしまいますが、実際に手にとって撮影してみると見たままの色に近いのはiPhone 8 Plusのほうなんですよね。

で、まあここまでは色味の違いくらい…という話なのですが、お次はこちらの写真をご覧下さい。夜に撮ったもの。

iPhone 7 Plus

iPhone 8 Plus

これは誰が見ても分かる違いがはっきりと出ました。明らかにiPhone 8 Plusのほうが全体的に明るいんですよね。特に明かりの回り、その奥のビルの窓の明かりなどに注目してみるとその差は歴然。

これどちらもHDRはオフ、ピントを合わせる位置も同じ。露出もまったくいじらず同条件で撮影したのですが、それでこの差ですよ。

iPhone 8 Plusはスペック表上の数値は同じと言われていますが、内部のセンサーサイズが大きくなっているという話もあり、その影響なんでしょうか。

ついでにもう一枚。あえて暗い非常階段の非常灯のもとで撮影したのですが、やっぱりiPhone 8 Plusのほうが全体的に明るく、なおかつ非常灯の赤もしっかりと再現されておりました。

iPhone 7 Plus

iPhone 8 Plus

また地味〜に進化しているのがフラッシュ回り。先ほどと同じ構図のままフラッシュで撮影したモノがこちらなのですが…

iPhone 7 Plus

iPhone 8 Plus

明らかに7 Plusよりも8 Plusのほうが全体的にフラッシュの光が広がってる!おそらくこれ8 PlusとXの共通機能である「スローシンクロ」という機能による違い。

あまりカメラに詳しくないので原理の説明は割愛しますが、要は普通ならフラッシュの光を中心に明るくなってしまい回りとの明暗が強く出てしまうところを、いい感じに全体的に明るくしてくれる機能って感じですね。

ということで改めてiPhone 7 Plusと8 Plusを比較してみた結果なのですが、もういい感じの写真をスマホで撮りたいという理由で選ぶならiPhone 8 Plusもしくは今度出るXの2択だなと。

何かと地味なアップデートが多いiPhone 8 Plusですが、Xを選ばずに買い換えるならぜひ一度お店でカメラ機能を触ってみてください。見方が変わりますよ。

ライターのひとこと

正直、iPhone 8 Plusほしくなりました。ただ大きさがなあ…。

LINEMOLINEMO
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