こんにちは、yumiです。
このあと、iPhoneやカーナビなどになんらかの障害が発生するかもしれません。
位置情報に誤差が出たり、最悪の場合は大規模な停電が起きる可能性もあるそうです。
その障害の原因は…太陽。詳しくご紹介します。
太陽の爆発で私たちの生活に影響が
太陽の表面から大量のガスが吹き出し爆発が起きる現象「太陽フレア」。その威力は水素爆弾10万〜1億個と同等と言われています。
小規模なものは1日3回ほど発生しているそうですが、今月6日、国の研究機関である「情報通信研究機構」が通常の1,000倍以上という大規模な太陽フレアを観測したとのこと…。
NASAがTwitterに投稿したGIF動画を見ると、その爆発の規模がハッキリと分かります⇓ 右下部分が強く光っていますね。
Two solar flares were released by the Sun this morning, one of which was the most powerful flare recorded since 2008 https://t.co/XpSiMdU159 pic.twitter.com/oYgptLJKyj
— NASA (@NASA) 2017年9月6日
さて、太陽フレアはその規模によって5つの等級に分類されます(以下低い方から。Xが一番強い)。
- A
- B
- C
- M
- X
さらに各等級は1〜10の数字で区分されますが(Xはそれより上がないので10以上になる場合も)、今回の太陽フレアは「X9.3」。かなり大規模なことが分かりますね。
気になるのはこの太陽フレアによって私たちの生活にどのような影響が出るのか…ということですが、簡単に言うと地球に強い電磁波が降り注ぐそうです。その電磁波は人工衛星を故障させたり、地球の磁場や電離層を乱れさすほどのもの。
そのためスマホやカーナビのGPSに不具合が生じ、位置情報に誤差が発生する恐れがあるのだとか。
さらにこれだけではなく、1989年3月に太陽フレアが発生した際はカナダのケベック州で大規模な停電が発生し6億人に影響。損害額は200兆円を超え、完全復旧までに数ヶ月を要する被害となったそうです。
この時の太陽フレアは「X13」だったため今回のものはそれよりは低いですが、風向きによっても被害の大きさが変わるそうなので楽観視はできません。
当初、今回の太陽フレアによる電磁波が地球に到達するのは本日午後3時から0時にかけてと言われていましたが、情報通信研究機構によれば本日午前7時に到達が確認されたそうです。
影響が出るのは到達から2〜3日後ということなので、スマホの地図やカーナビをよく利用する方は注意が必要です。さらにもし停電が起きないとも限らないので、
- 調理の必要のない食品を用意しておく
- スマホ・モバイルバッテリーの充電をしておく
- 懐中電灯のバッテリーを確認する
など、万全の注意を払っておくことをオススメします…!