iPhoneで特にゲームアプリで遊んでいると、段々とiPhoneが熱くなってくることありますよね。あまり良くない状態なのだろうな…とゲームを止めても、熱が引くまでには結構な時間がかかります。
そこで今回は、以前より話題になっていた「10円玉を使って、iPhoneの熱を早急に逃がす方法」を試してみました!果たして効果はあるのでしょうか?
10円玉でiPhoneの熱が引くって本当?
負荷のかかるアプリを使っているとiPhoneの本体が熱くなる…経験のある方が多いと思います。
iPhoneが熱くなりすぎると充電がうまくできなくなったり、最悪の場合壊れる可能性も。だからと言って冷蔵庫に入れたり保冷剤を当てたりするとそれも故障の原因となってしまいます。
そのため熱くなったiPhoneは自然に熱が引くのを待つ、もしくはスマホ専用の冷却シートを使うという方が多いと思いますが、実は放っておくよりも早く、そして冷却シートよりも手軽に熱を逃がす方法があるんだそうですよ!
それは「iPhoneに10円玉を当てる」というもの。
その方法は簡単で、iPhoneのプロセッサがある部分に10円玉を置くだけなんだとか。
例えばiPhone 6sはカメラの下あたりにプロセッサがあるので、10円玉はここら辺に置けばいいそうです(iPhone 7や5などもカメラの下あたり)。
ということで実際に効果があるのか試してみましたよ!
使うのはiPhone 6sと、赤外線で表面の温度を計測できる「デジタル温度測定器」。
遊んでいるとだんだんと本体が熱くなってくるアプリ『みんなのGOLF』を10分間プレイし、10円玉を置かない場合と置いた場合で熱の引き方を比べてみます。
まずは特にアプリなどを使っていない状態のiPhoneの温度を測ってみると30.9℃。
ここから10分間『みんゴル』をプレイし…
直後のiPhoneの温度を測ってみると、38.1℃まで上昇!
ここから『みんゴル』を終了しiPhoneをロック。時間経過ごとの温度を測ってみると、
- 30秒後:36.5℃(-1.6℃)
- 1分後:35.7℃(-0.8℃)
- 2分後:34.8℃(-0.9℃)
- 3分後:33.6℃(-1.2℃)
と順調に下がり、何もしていない状態のiPhoneの温度30.9℃に近づいたのは7分34秒が経過した頃(31.1℃)でした。
さて、では続いて10円玉を置いた時の温度の変化を見ていきます。まず『みんゴル』をプレイした直後は37.6℃。
そこから10円玉をカメラの下あたりに設置し、時間経過ごとに温度を見てみると…
- 30秒後:35.8℃(-1.8℃)
- 1分後:34.4℃(-1.4℃)
- 2分後:33.7℃(-0.7℃)
- 3分後:33.2℃(-0.5℃)
という結果に。何もしていない状態のiPhoneの温度31.1℃に近づいたのは8分16秒が経過した頃(31.4℃)でした。
ということで結果をまとめると以下のように。
一見すると10円玉を置いても置かなくてもそこまで変わらないように見えますが、注目すべきはプレイ直後〜1分までの温度の下がり方。
10円玉なしでは直後〜1分で2.4℃下がっている中、10円玉ありでは3.2℃下がっているんです。これはこの後計3回測定してみても同じような下がり方でした。
試してみたまとめ
ということで今回の検証から分かったのは…
- 10円玉なしより10円玉ありの方が、直後の熱を下げやすい
- 元の温度に戻るのにかかる時間は、どちらもあまり変わらない
端的に言うと「10円は即効性がある」ということに。
想像していたよりも効果はあり!なので、iPhone本体の熱に悩まされている方はぜひお試しください!
※今回の検証結果はすべてのiPhoneやすべてのシーンに当てはまるものではなく、さらに使用した表面温度計は誰でも購入できるタイプでプロが使用するようなものではないため、温度の結果は異なる可能性がある点、ご了承くださいm(_ _)m