こんにちは、ryoです。
次期iPhoneに関する噂が色々と流れて来ますが、その中でも拡張現実(AR)機能が搭載される事がiOS 11からも確定しています。
そんな中、このAR機能を補助するような役割として搭載が予測されているのが「VCSEL レーザーシステム」。
では一体この「VCSEL レーザーシステム」とは何なんでしょうか?見て行きましょう!
物体との距離を測る「VCSEL レーザーシステム」
今回、次期iPhoneに搭載が予測されているのが「VCSEL レーザーシステム」です。
これは、物体との距離を測定するセンサーで、超短時間の光を発射し、跳ね返ってくるまでの時間を計測する事で距離を計算する仕組み。
今までも同様の技術はありましたが、VCSEL(レーザーの一種)は大量生産可能で、低消費電力である事から今回採用される可能性が高い模様。
では一体このセンサーをどのようにして利用するのでしょうか?
カメラと組み合わせる事で効果を発揮
この距離を測定するセンサー「VCSEL レーザーシステム」はカメラと一緒に使う事でその威力を発揮します。
まず、iOS 11の目玉機能の拡張現実(AR)。これは、CGとカメラからの映像をリアルタイムで合成する技術で、既に世界中の技術者がiOS 11の機能を使った作品を発表しています。
Kitchen Moon Landing by @tomasgarcia (Listen with sound ) https://t.co/vUtvi2INam #ARKit pic.twitter.com/MH6CgCtX7p
— Made With ARKit (@madewithARKit) 2017年6月20日
このAR技術に対して、距離を測れるようになると、「ここが床だな」といったようにプログラム上で判断しやすくなり、よりCGを現実の映像に綺麗に合成できるようになります。
これだけだと使いどころが少なさそうですが、写真のピント合わせに対してもこれを用いる事でより高速にピントを合わせられるようになりますよ。
更に、今まで難しかった「物体の側面にピントを合わせる」なんて事も簡単に出来るようになるので、より芸術的な写真がiPhoneだけで撮れるようになりそうです!
以上、次期iPhoneに搭載が噂される「VCSEL レーザーシステム」について紹介しました。
カメラや本体の性能がどんどん良くなっていくのは嬉しいですが、正直なところ本体価格も従って高くなると困りますよね…。