こんにちわ、Hikaru Sanoです。
iOS 6よりも前にiPhoneを使っていたユーザは、デフォルトアプリに「YouTube」と「Googleマップ」がインストールされていた事を覚えているかと思います。
iOS 6へのバージョンアップ時に削除されたこの2つはAppleとGoogleの仲違いを感じさせる出来事だったのですが、どうやら真実は違ったようです。
Googleからの要請だった
2012年6月、iOS 6がリリースされ多くのユーザが新機能に胸を膨らませたのですが、そこで目にしたのは「YouTube」と「Googleマップ」の削除と「Appleマップ」の登場。
「Appleマップ」の精度の低さは世界レベルで、日本でもとんでもない駅名が表示されたりなど話題になりましたね。
「Appleマップ」のあまりの精度の低さに、「なぜGoogleマップを削除したのか?」「自社アプリにこだわらずGppgleマップを利用し続けるべきだった」と散々な言われよう。
このGoogleアプリ削除は長らく、「AppleとGoogleの仲違いが原因」と考えられていました。
ところが先日、これらの動きが実はAppleの望んだものではなく、Google側からの要請であった事が明らかになりました。
YouTubeで長年働いていたHunter Walkによると、「(iPhoneでの)YouTubeアプリなどのコントロールを取り戻すため」Google側からAppleに要請し、「YouTube」と「Googleマップ」の削除に至ったそうです。
Apple approached YouTube abt being default app on 1st iPhone. Making it happen ensured the "YouTube of mobile" was YouTube itself….
— ✈️ to the ⛰ (@hunterwalk) 2017年6月30日
どうやら当時iPhoneにプリインストールされていた「YouTube」アプリはGoogleの望んだ形のものではなく、Appleが独自設計したものでGoogleの管轄外だったとの事。
Appleが作ったYouTubeアイコン、公開されているAPIを使用しない独自設計のアプリ、つまりサードパーティアプリなのにも関わらずまるでGoogleが設計・提供している形が看過できなかったワケですね。
Google側からの要請は随分前から言われていたようで、「Googleマップ」を削除せざるをえない状況だったために急造の「Appleマップ」をリリース、世間にボロクソに言われる事になったというのが真実のようです。
まとめ
いかがでしたか?
ユーザからしたらiPhoneにプリインストールされていた「YouTube」と「Googleマップ」はどちらも純正アプリに見えましたが、実際はApple独自のサードパーティアプリだったワケですね。
そりゃ純正に見えるサードパーティアプリは倫理的に問題がありますし、そこに提供元が干渉できないとあっては、削除要請も当然のものと言えますね。