ども!ともぞうです。
先週のWWDCの基調講演では新型iPad Proの発表もあったせいか、iPadの利用に焦点を当てたiOS 11の機能の紹介が多かったですよね。
なかでも目を引いたのが、新機能のドラッグ&ドロップを使ってアプリをまたいだ画像の貼り付けなどの操作でした。
と言ってもこれはiPadでのみ使える…という感じだったのですが、実はiPhoneでもこの機能が使える可能性があることが分かりました。
機能制限でiPhoneでは使えなくなっているドラッグ&ドロップ
基調講演で発表されたiOS 11の新機能の説明をみて、やけにiPad用の機能が多いと思った方もいますよね。
かくいう私もそう感じた一人だったのですが、なかでもこれは大きな進化だと思ったのがドラッグアンドドロップ操作の追加。
加えて「Files」アプリの追加で、だいぶパソコンに近い操作感で使えるようになったなーと思ったんですが、この機能今のところiPad専用の機能のようなんですね。
確かにiPadの広い画面だから使いやすいのは分かるのですが、iPhoneでも使えたらまた違った便利さがあるんじゃないかと。
そんなぐぬぬぬぬな新機能だった訳なんですが、開発者のSteven Troughton-Smith氏はiOS 11の内部設定を変更することで、iPhone上でもドラッグ&ドロップが動くとTwitterに投稿しているんです。
実際どんな風に使えるかというと、safariでページ内のリンクをドラッグしてそれをブックマークまで持っていったり、
Drag & Drop on iPhone is gated by 3 things: /AppleInternal folder, DraggingEnabledPhone & DraggingEnabled BOOLs in UIKit prefs plist pic.twitter.com/acuKA4FoEq
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年6月12日
カメラロールでドラッグした写真を、指定のアルバムにドロップなんてことも可能。
Interprocess drag & drop on iPhone is gated by the BOOL 'CancelOnDeactivationPhone' in the UIKit prefs (and the aforementioned) pic.twitter.com/6wUbQNd18f
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年6月12日
これらの操作はiPadと異なり同一のアプリ内での操作に限られるようですが、バグなどではなく設内部設定の変更だけでちゃんと動くことから、どうやら内部的にはiPhoneでも動作するようになっていた模様。
投稿したSteven Troughton-Smith氏は「(新型の)iPadを輝かせる為に、1年間iPhoneからドラッグ&ドロップ機能を削除するのはばかげている。誰もドラッグ&ドロップのためにiPadは選ばない。」と述べており、
It would be silly to remove Drag & Drop from iPhones for a year just to let iPad shine. Nobody’s choosing an iPad over iPhone because of D&D
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年6月12日
Appleが、意図的にiPhoneでのドラッグ&ドロップ操作を制限しているのではないかと主張しています。
冒頭でも書きましたが、ちょうどiPad Proの新型を発表するタイミングだったこともあり、iPhoneでも使えるとしたくなかったという可能性も確かにあります。
しかしながらもう1つの可能性として新しいiPhone、特に全画面液晶と言われるiPhone 8を発表する時に広い画面を生かしてドラッグ&ドロップ機能が使えるとアピールするためにいまは伏せたんじゃないかという説w
おそらくですが、これ以外にもiPhone 8で使えるiOS 11の機能がある気がしますが、今はその詳細を明かせないのであえて伏せている(制限している)機能がまだまだある気もします。
そういう意味ではWWDCでのiOS11の新機能はその一部に過ぎず、iPhoneにフォーカスした機能がまだまだ出てくる可能性もあるでしょう。
でもiPhone 8だけで使える機能を増やしすぎたら同時発売のiPhone 7sが霞むので、その辺のバランスをどう取ってくるのか9月の発表会が今から楽しみです。