VR(仮想現実)がこれから来る!と業界としては盛り上がってる感がありますが、イマイチ広まってきてるなと感じないのは気のせい?
VRの一般浸透にはまだまだクリアしないといけない課題が多い
かみあぷでVR関連のものを初めて取り上げたのは、2015年1月。iPhoneを使ってお手軽にVR体験をできる「ハコスコ」を紹介していました。
その後、360°動画をVRでも楽しめる専門サイト「360Channel」が登場したり、企業もVRコンテンツを公開したりしていますよね。
さらに昨年PS4の周辺機器として「PSVR」が発売され、今まで本格的なVRというとパソコンが必要だったのが手軽にゲーム機で楽しめるようにもなりました。
しかもいまだに再販されると即完売が続いてるという話もあり、少しずつですがVR機器も一般に浸透してきているなという印象だったんですよね。
しかしながら、ウォール・ストリート・ジャーナルが「VRヘッドセット、なぜ売れないのか」という記事を公開しており、どうもそのVR機器も思ったよりは売れてない模様。
しかも衝撃だったのが、記事内でも紹介されているThrive Analyticsの調査結果によれば、VR機器の購入意思がない人の53%は「単に興味が無い」と答えているんです。
なんという元もこうもない回答なんですが、これからVRが来るぞーっていう空気の中でまさか「興味がない」なんて答える人が多いのはびっくり。
ちなみに他の回答を見てみると以下のような結果に。
- (機器の)価格が高すぎる 43%
- VR酔いしそう 14%
- コンテンツ不足 12%
- コンテンツの質が低い 3%
(合計が100%にならないのは、おそらく複数回答OKだったからと思われます)
他の回答はまあ、だいたいよく言われていることかなあという印象。
しかしながら如何せんこの結果に関する詳細が見つからず、元々どのくらいの人数に調査をしていて、購入する意思がないと答えた人が何パーセントだったのかが不明。そんなこともあってこの結果を単純に鵜呑みにはできないんですよね。
実は100人に聞いて、10人が購入したいとは思わないと答えていてその回答が上記だとしたら拡大解釈のネガキャンになっちゃうので。
その一方で、先日Googleは開発者向けイベントで単独で動くVR機器を発表して本格参入するようですし、まだまだVRが一般化するのはまだまだこれからってことかもしれません。
ちなみに新しいものが流行るときには必ずムフフ系がきっかけになる的なことを言われていますが、DMMのVRコンテンツの売上げは右肩上がりで月間1億円以上なんだとか。
そりゃ楽しんでても人には言えないから、ここから流行ったとしても表には見えてこない訳ですわ。