こんにちは、yumiです。
Windowsの脆弱性をつくランサムウェア「Wanna Cryptor」が世界中で猛威を振るっています。
なんと日本を含む150ヶ国以上で被害が確認されており、今後も感染の拡大が予想されるとのこと。私たちにできる対策はあるのでしょうか?
身代金を要求するランサムウェア
昨日、日本の独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が「世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について」という注意を発表しました。
ランサムウェアとはマルウェア(コンピューターウィルス)の一種で、感染したPCのアクセスを制限させ「その制限を解除するために身代金を払え」と要求してくるというもの。
今回、世界で被害が報告されているランサムウェアは「Wanna Cryptor」などと呼ばれているもので、もし感染すると以下のような画面が表示されます⇓
日本語がちょっと変ですが、どうやら「3日以内にビットコインで600ドルを支払え。3日を過ぎると金額は倍になる。7日を過ぎるとファイルには永久にアクセスできない」と書いてある模様…。
Twitterを見てみると、海外では駐車場の支払機や、
So you exit the parking lot and want to pay, but the Q-park machine is hit by #wannacrypt #WannaCry #Ransomware pic.twitter.com/3xPL2oWtDU
— Patrick Coomans (@patrickcoomans) 2017年5月13日
空港の案内板などでも感染が確認されているようです。
Airport Display #ransomware pic.twitter.com/2R7LElwkKK
— FJ Newman (@fj_newman) 2017年5月12日
なんとも怖いランサムウェアですが、情報処理推進機構によれば私たちにできる対策は、
- 不審なメールの添付ファイルの開封やリンクへのアクセスをしない
- PCをアップデートする(修正プログラムをインストールする)
- インストールしているウイルス対策ソフトをアップデートする
とのこと。Windows XPなどすでにサポート対象外となっているOSも、今回は例外的にパッチが公開されているようです(詳しくはこちら)。
Windowsをお使いの方、そして最近アップデートしてないな、という方はぜひアップデートを急ぎましょう!