ども!ともぞうです。
現金出品の問題に端を発して換金率の高い出品が相次いで問題となっているメルカリですが、規制をかいくぐるためにための新たな出品方法が止まりません。
現金 ⇒ チャージ済みSUICA ⇒ 旅行券と来て今度は何だろうと思ったら、またもや私たちの想像の斜め上を行く出品物が見つかりましたよ。
ここまで来ると違法取引の様相
先週、メルカリは公式ページのお知らせにて、一覧のマネーロンダリングの恐れがある商品の出品に対する規制と監視体制などについて発表を行っていました。
しかしながらその一方で、「旅行券(トラベルギフトカード)」の出品が多数見つかるなどアレがダメならこれと言った具合だったのですが…またまた新たな手法が出てきているんです。
その1つが、福沢諭吉著書に「福沢諭吉のポートレートカード」をおまけでつけるというもの。
メルカリのマネーロンダリングのいたちごっこまだやってるんかって思ったけど、これは笑ったwww諭吉のポートレートwww pic.twitter.com/4SXAcyxopW
— お金が大切なフレンズ (@miraclelolichan) 2017年4月29日
さらに説明文では「たけくらべ3冊と交換します」とあり、なんのことやらと思うのですが、
「福沢諭吉のポートレートカード」⇒1万円札
という意味で、
「たけくらべ3冊と交換します」は、「たけくらべ」が樋口一葉の著書であることから5千円x3=15,000円で売りますよ。ということなんだと思われます。
こういう隠語で出品説明する辺り、なんというか違法なドラッグなどの取引の際に周りにはばれないよう掲示板に書き込む…みたいな感じですよね。
ただこのパターンは察しがいい人は気付けるものの、分からない人からすると何のことやらさっぱりなので売る側買う側どちらにとっても難易度が高いパターンといえるでしょう。
一方もう1つの手法がやっかいで、出品内容に問題があったら返金(キャッシュバック)しますよというもの。しかも水を出品してニュートリノ(素粒子)がなかったら1万円返金しますよとあるんですね。
【悲報】石川県産のニュートリノ、メルカリの現金化に利用される
貴重な県内産ニュートリノをこんなことに悪用しやがってo(`ω´*)oプンプン pic.twitter.com/3LqY6ovrNX
— さとる@金沢のWi-Fiとパソコン屋さん (@iiizzzwww) 2017年5月1日
これを13,500円で販売して問題があったら1万円返金しますっていう流れで、実質最初から1万円の返金が前提となったら出品物になっているというオチなんです。
ただこれはまだかわいい方で、さらには出品物を買ってくれたらキャッシュバックしますよーっていう出品。
メルカリにキャッシュバックという概念が持ち込まれた模様。さすがにその発想はなかった pic.twitter.com/QEjgQzpvXN
— いぐちようへい (@zephyr7501) 2017年4月27日
しかもよーく見ると説明文の一部に「現金」「諭吉」などと入れてるあたり、検索に拾われやすくするようにしているんでしょうね。
こういう出品は多数見つかっており、なんでもないコピー用紙を数万円で出品してキャッシュバックしますよと説明しているものがあるようです。
もうここまで来ると闇市状態で、どう対策しようとダミーの出品をしてしまえば出品物自体での規制はできませんし、メルカリ外で隠語を決めて取引するようになれば手立てはないでしょう。
今後こういう動きに対してどのような形でメルカリが対応していくのか注目ですが、そもそもこれだけ現金化したい需要があるっていうのも問題ですよね…。