ども!ともぞうです。
先週メルカリで現金が出品されているとご紹介していましたが、その後ネット上で同じような指摘が相次ぎ話題となっていました。
そのような状況のなか本日、ITmedia NEWSが伝えるところによるとメルカリは再度、現行紙幣の出品を禁止したと伝えています。
一時はユーザーからの要望が多いという理由で緩和していたにもかかわらず、この短期間での再度変更は想定外の使われ方だったということでしょうか。
現行紙幣の出品を再度禁止に
先週かみあぷでは、メルカリに「1万円札3枚を35,500円で売ります」という謎の出品があるとご紹介していました。
その理由と1つとして、クレジットカードのショッピング枠の現金化があるのではないか?と予想。
その真相は分からずじまいだったのですが、その後ネット上で同じような指摘をする声が大きくなるという事態になっていました。
そのような状況のなか本日、ITmedia NEWSによると、4月22日にメルカリが現行紙幣の出品を禁止にしたと伝えているんです。
記事によれば、
メルカリは同日、「利用規約で禁止しているマネーロンダリングにつながる可能性がある」として現行紙幣の出品を禁止した。
引用元:ITmedia NEWS
としており、現行紙幣の出品が同社規約で禁止している行為の1つである、マネーロンダリングにつながる恐れがあるからとのこと。
メルカリによれば元々は、お札の番号が珍しいものだったり・エラー硬貨など希少価値のあるものを出品したいというユーザーの声に応えて出品を可能にしていたそうです。
それが違う使われ方をされる恐れがある…というのがメルカリの見解。
しかしながらこの話、メルカリ公式ページでのお知らせでの案内はなく、
アプリ内でのニュースなどもチェックしましたが、こちらにも特に説明はなし。
メルカリの規約も改めて見てみたのですが、出品禁止品に「現行紙幣」の追加なども見られませんでした。
ITmedia NEWSによれば以下のような説明があり、
二千円札や、穴の位置がずれた五円玉など、「現行の硬貨・紙幣でも希少価値の高いものを出品したい」というユーザーからの要望があり、今年の2月14日、現行紙幣の出品を可能にしたという。
引用元:ITmedia NEWS
今年の2月14日から現行紙幣が出品可能になっていたようですが、同日付近の公式サイトのお知らせを見ても該当する内容は見当たりません。
ということは、このような出品を禁止するものに関して公式の案内はなかったのかもしれません。(別の箇所で案内している可能性はありえますが、今回は見つけられませんでした)
メルカリでは順次、該当する出品を削除しているようなのですが、そもそも重要な変更になので利用者に周知する意味でも公式ページやアプリ内のお知らせで伝えてほしいものです。
また、調べてみると以前は規約の出品禁止物の中に「現行紙幣」の記載があったようなのですが、改めてこちらも記載を追加するなどしないと、同じような出品は後を絶たないような気も…。
メルカリは以前から安全な取引のために「24時間365日のカスタマーサポート」で禁止出品物のチェックをしていたり、
法令遵守や犯罪防止の為に「捜査機関や公的機関との連携」を掲げていました。
それだけに、今回の「元々、出品を禁止」⇒「ユーザー要望があったから緩和」⇒「想定外の使い方で再度禁止」の流れはちょっとお粗末だなあとも思えます…。
特に未成年者の利用が多いと聞くメルカリだけに、今後はそういうことがないようにしてもらいたいですね。