ども!ともぞうです。
アプリのアップデートでその内容がユーザーにとって改悪で低評価がつくことがありますが、先日実施されたTwitter公式アプリのアップデートが話題になっていますよ。
その現象というのが、一部のユーザーでアプリをアップデートしたらホーム画面からアプリが消えたというもの。
その原因はアップデートに伴ってアプリのとある内容が変更されたからなのですが、一体どういうことなのかご紹介いたします。
アプリの年齢レーティングの変更が原因
先日3月25日にTwitter公式アプリはアップデートされたのですが、その後から「iPhoneからTwitterが消えた!」「ホーム画面から消えた」という声がネット上で出てきたんです。
一瞬これだけ聞くと、削除した訳でもないのでアプリから消えるなんてないでしょ?と思っちゃうのですが、実はちゃんと理由が。
それがTwitter公式アプリの年齢レーティングの変更だったんです。
アプリの内容に応じて、対象年齢が設定される年齢レーティグは今まで「4+(4歳以上)」だったらしいのですが、今回のアップデートで「17+(17歳以上)」になったようで。
ただこれが変わっただけでは、いきなりホーム画面からアプリが消えちゃうなんてことはないのですが、もう1つのポイントとなるのが「機能制限」なんですね。
先日かみあぷでもこの機能制限に関して詳しく解説していたのですが、今回ひっかかるのが「コンテンツの許可」にある「App」のレート設定。
今回はアップデートで年齢レートが変わったことで、この機能制限が設定されてると突然消えたように見えてしまうというのが真相のようです。
これを受けて、アプリのレビュー欄は機能制限が設定されていた中高生と思われるユーザーによる★1低評価がずらっと並ぶ結果に。
そりゃアップデートしたら突然使えなくなったとなれば、文句も言いたくなる気持ちも分からないまでもないのですが、そもそもTwitterの利用規約上はどうだったっけ?と見返してみると…
日本語版の利用規約には年齢に関する記述はないのですが、英語版には以下のように書かれていました。
In any case, you must be at least 13 years old to use the Services.
(どのような場合でも、本サービスを使用するには、少なくとも13歳以上である必要があります。)
おそらくこの規約に基づいてアプリのレーティングを見直した結果が「17+」だったんでしょう。
※国別にアプリの年齢レーティングを変更できるかどうかは不明な為、もし出来るようだったら理由は違うかも知れません。
ちなみにAppleの年齢レートの区分は以下のようになっており、
- 4+:倫理的に好ましくない内容は含まれていません
- 9+:暴力的表現、成人向けの内容、ホラーなど9才以下の子供に不適切な可能性があります
- 12+:乱暴な言葉遣い、暴力的表現、成人向けの内容や露骨なテーマ、ギャンブルなど12歳以下のお子様に不適切な可能性があります
- 17+:このアプリケーションを購入するには17才以上である必要が条件となります。乱暴な言葉遣い、成人向けの内容、ホラー、性的な内容、ヌード、アルコール、タバコ、ドラッグなどが含まれている可能性があり、17才以下の子供に不適切な可能性があります
ねとらぼのTwitter社への問い合わせによれば、「過激なコンテンツを目にすることもあるので、他のオンラインサービスにならってiOS版も17+に設定した」とのこと。
確かにTwitter上ではそれアウトじゃ?と言った女性の裸などが普通に投稿されたりしているのも目にするので、やむなしというところでしょうか。
ただこれiOS版のアプリで制限されているだけで「ブラウザアプリ」から利用はできますし、別のTwitterクライアントアプリは「4+」だったりするので、逃げ道はいくらでもあるんですよね。
ネットリテラシーの高くない学生さんがちょっとした悪ふざけから炎上するなんてこともあるので、そういう意味では多少の効果はありそうですが、さてどうなることやら…。