こんにちはkimiです。
今やアニメは世界に愛される日本の文化。多くの文化がそうであるように、日本のアニメにもまたその発祥があるわけです。
この度、今年で日本のアニメ映画が誕生して100年になるのを記念して、日本のアニメの初期の頃の作品をネット上で見られるサイトが公開されました。
サイトでは現存する最も古い日本アニメや、キャラクターとして現在も知られる「のらくろ」なども見られますよ。さっそく紹介しますね!
案外今見ても面白い作品もある
「日本アニメーション映画クラシックス」は、東京国立近代美術館フィルムセンターが運営するウェブサイト。日本アニメ映画100周年を記念してフィルムセンターが所蔵する日本の初期アニメーション映画が公開されています。こちらから早速アクセスしてみましょう。
いろいろとメニューがありますが、まずは作品一覧で公開されている作品を確認できます。
「全て」と書かれているところをタップすると、トーキー作品とサイレント作品で検索できます。初期のアニメ作品は音声なしのサイレント作品も多かったようですね。
トーキー映画の一つである『ポン助の春』をタップしてみました。公開されたのは1934年とまだ戦前です。時間は7分と短め。多くの作品が数分なのですぐに見終わりますよ。
白黒の映画といえど、思いの外良く動くのが驚き。現代に生きる我々からしても案外楽しめますよ。『ポン助の春』はタヌキ(?)の子がタケノコをうちに持ち帰り、親子でその皮をむくのですが、予想しない展開に…。
公開されている最古の映画は1917年公開の『なまくら刀』。スクショでは伝わりませんが武士の目がぐるぐると動いてなかなかコミカルな動きをしてくれます。
『国歌君が代』のトーキー映画も公開されていました。説明書きによると、当時の映画館では開館の最初に国歌が演奏される場合が多かったそうで、その流れで作られたそう。
イザナギとイザナミや天照大神など日本神話に関連する描写がなされており、日本国民としては「おぉ…」と言わざるを得ません。
そして現代もキャラクターとして愛されている『のらくろ』も公開されています。1933年公開ですが、今レトロ調の作品としていま公開しても良さそうなグラフィックに見えますね。
そんな貴重な映像が楽しめるウェブサイトですが、2017年末までを目途に試験的に運用されているとのこと。日本最古のアニメ作品を最新技術の塊であるiPhoneで観られるのは感慨深いですよね。忘れないうちに楽しんじゃいましょう。