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極論すぎない?日本医師会が「スマホを使うほど学力が下がる」ポスター作成

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日医on-line

こんにちわ、Hikaru Sanoです。

何かと体に悪いと注意されるスマホ、確かに視力なんかには大きく影響しそうですよね?

こういった事を受けてた日本医師会がとあるポスターを発表したのですが、どうにもこじ付けにしか見えないような内容があるんですよね。

さすがに極論すぎる

問題のポスターは2月15日、「スマホ依存に対する啓発ポスター」として2枚のPDFデータが公開されました。

1つは育児に関するもので、親のスマホ依存を注意し子供とのふれあいを啓発する素晴らしい内容となっています。

問題は2枚目で、内容は子供の健康に関する内容、「スマホの時間わたしは何を失うのか」と大きく書かれています。

「睡眠時間」「体力」「学力」「視力」「脳機能」「コミュニケーション能力」に問題が発生するとありますね。

順に見ていきましょう。「睡眠時間」はスマホの強い光による体内時計のリセットに影響が出るとされています。

これは以前から、深夜のゲームなんかでも同様の問題が啓発されていました

2つ目は「体力」。体を動かさないと骨も筋肉も育たない、とありますが、そんな日常に支障が出るレベルでスマホを利用している子供なんていませんよね…

言いたい事はなんとなくわかるのですが、むしろTVゲームなんかの方で注意すべきかと思います。

3つ目の「学力」。スマホを使うほど学力が下がる、とありますがコレは別にスマホそのものが問題なのではなく、自宅学習の時間が影響してるものですよね?

「スマホ=学力低下」ではなく「スマホ利用=自宅学習時間の減少」なので、さすがに語弊がある表現だと思いますし、スマホを使ってなくて自宅学習していない子供も同様の結果を出すと思われます。

4つ目の「視力」ですが、これは実際にブルーライトといった特殊な光が水晶体のタンパク質を変質させたり、網膜に焼きつきのような影響がある事が確認されていますね。

高齢者の病気だと思われていた「白内障」が実際に低年齢化しており、10代や20代の人でも発症しているのが報道されています。

5つ目は「脳機能」。記憶や判断を司る部分の脳の発達に影響があるとされていますが、学術的発表を見るとそれらは「子供のスマホ利用時」にはちょっと結びつきにくい内容です。

具体的には「テキストを浅読みになってしまう」「マルチタスクによる処理能力問題」なんですが、子供はスマホでテキストを読み続ける事は少ないでしょうし、マルチタスクでブラウザや各種SNS、情報アプリやゲームアプリを行ったり来たりといった使い方も少ないはずなので、心配するほどではないと思います。

最後に「コミュニケーション能力」ですが、人と直接話す時間が減ります、とあるものの子供は学校で半強制的に人と直接話す時間が多く持たれますし、そんな学校でも四六時中スマホを使いつづけるなんて無理だと思います。

それにスマホを長時間使ってる人でもコミュニケーション能力が高い人もいれば、スマホを使っていないのにコミュニケーション能力が低い人もいるので、一概に言い切るのは横暴な気がします。

6つの項目を紹介しましたが、ほとんど言いがかりのレベルか極論的な物言いだと感じました。

まとめ

いかがでしたか?

SNS上でもこのポスターの内容は取り上げられ、結構批判的な意見が飛び交っています。

日本医師会の看板を背負って公開されるポスターですから、もっと誰もが見て納得できるような内容にして欲しいですね。

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