ども!ともぞうです。
テレビでも取り上げられていることもあり皆さんもご存じの「プレミアムフライデー」ですが、自分には関係ない…なんて思っている方多いのではないでしょうか。
そんな「プレミアムフライデー」ですが、カルチュア・コンビニエンス・クラブが実施した「働き方に関するアンケート調査」にて、その導入予定について調査結果が出ていたのでご紹介します。
消費喚起策ということなのですが、導入は企業次第ということで絵に描いた餅で終わらないといいんですけどね。
所属する会社が「導入する」と答えたのはわずか3.4%
テレビでも以前から紹介されたり、実施にあわせてイベントを実施するなど話題になっている「プレミアムフライデー」ですが、ついに実施が今週末24日に迫ってきました。
改めて「プレミアムフライデー」とはどういう目的のものかを経済産業省の説明で見ると以下のように説明されています。
個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、
(1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる
(2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる
(3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる
といった効果につなげていく取組です。
引用:経済産業省
具体的には月末金曜日の終業時間を15時に早めるというもので、簡単にいえば夕方から買い物・飲食、旅行などをしてもらって消費につなげましょうという施策。
そしてこれは強制力はないので、あくまで導入するかしないかは企業次第というのがポイントなんですよね。
じゃあ実際どうなるんだろう?という疑問に関してちょうど公開されたのが、カルチュア・コンビニエンス・クラブが実施した「働き方に関するアンケート調査」。
このアンケートは「働いている18~69歳の男女1,603名」を対象にネットアンケートで行われた調査で、この中に「プレミアムフライデー」に関する質問項目があるんです。
中でも一番注目の質問が「勤務先でプレミアムフライデーを実施するかどうか」だったのですが、「導入する」と答えたのはたったの3.4%という結果に。
残りは「導入しない」が68.2%で、「わからない」が28.3%だったのですが、この調査が2月3-8日に行われたものだったので、実質「わからない」=実施予定はない ということでしょう。
さらに導入の有無に関わらず「プレミアムフライデーをどのように過ごしたいか」という質問で一番多かった回答は「家でゆっくりすごす」という結果に。
いやいや全然消費につながっていないww
とまあ、ネットでのアンケート結果はこんな感じだったんですが、これだけだと偏りがあるかも?と思ってもうちょっと突っ込んで調べてみることに。
まず「プレミアムフライデー事務局」が開設するwebページを見てみると、「プレミアムフライデーの取り組みに賛同された企業・団体」の一覧がありその件数を見ると、「2342」という数字が。
少なくとも2,342の会社・団体はプレミアムフライデーを導入すると公式に表明しているわけですが、2016年版 中小企業白書概要によれば、日本の企業数は382万者。
実際には賛同企業として登録していない企業もあると思うので単純ではありませんが、両者の数字で計算すると「プレミアムフライデー」を導入する国内企業は全体の0.06%っていうことになるんですよね。
まあ当然と言えば当然で強制力もなくて任意導入だったらなかなか広まりにくいですし、そもそも時間があっても収入が増えなきゃ消費は伸びないと思うんですよ。
ぜひ政府には今回の実施結果を見た上で、導入企業が増えてなおかつ消費喚起につながるような「プレミアムフライデー」にしていってもらいたいなと思う次第です。
さてネットアンケートでは「家でゆっくりすごしたい」が1位になっていましたが、もし皆さんの会社で「プレミアムフライデー」が導入されたら、何をして過ごしたいですか?