こんにちはkimiです。
閲覧履歴や検索履歴など、ネット上で行動した色々な履歴がiPhoneには残っています。
それらは設定から履歴などを削除できますが、実は1年以上にわたり「消したはずの履歴がiCloud上に残っていた」ことが外部の専門家の指摘により判明しました!
いったいどういうことなのでしょうか?詳しくご紹介しますね。
現在は既に削除されている…らしい
ネットの閲覧履歴や検索した履歴など、ユーザーがネット上でとった行動の痕跡はiPhone上に残っているというのはご存知の通り。
iPhoneのSafariの場合、設定→Safari→履歴とWebサイトデータを消去で、履歴やCookieなどを簡単に一括で削除できます。
これですべてのデータが削除され安心…と思いきや、これらはあくまで端末上に記録されたデータのみを消去するもので、実はユーザーが上述の手段を用いて履歴を削除しても、同期しているiCloud上に閲覧履歴や検索内容、アクセス回数や日時が1年以上保存され続けていることが判明したんです。
ロシアのセキュリティ会社に属するVladimir Katalovさんが独自に会社が開発したソフトウェアを使って彼自身の所持するデータを解析したところ、iCloud上には2015年からのGoogle検索履歴がフルに残っていたり、削除したはずの「メモ」アプリのデータが30日間残っていたことが確認できたそう。
別の専門家によると、iCloud上に保存され続けているそれらのデータは悪意あって保存されていたわけではなく、iCloudを使って複数のiPhone間で同期を行うために保存されていたということ。
とは言えユーザーの意図せず残り続けているのは問題ですよね…。
ちなみに2016年11月の時点ではiPhoneで発信した電話番号もiCloudに保存されていたことも特殊なソフトウェアによって明らかになっていたそうです。
こうした事実からForbesやその他のメディアがAppleに連絡を取った結果、現在は対処され、データ削除の対応が図られているとのこと。現在は2週間以上前の履歴データはiCloudから完全に削除されているそうですよ。
外部の人が作ったソフトウェアによって、自分のデータが他人から閲覧できるというのはプライバシー的に大きな問題ですよね。今後ともAppleには対応を続けていってほしいものです…!