こんにちわ、Hikaru Sanoです。
進化し続けるスマホのカメラ、平均的なスペックは下手に安価なデジカメよりも良く、他にカメラを持っていない方も多いかと思います。
そんなスマホのカメラ、なんとソニーが海外のレビューアに「クレイジー!」と言わせたモノが開発されました。
1秒間に1,000回撮影
カメラで動画を撮影する際、その動画の滑らかさの指標に「fps」という単位が用いられます。
「fps」とは「frames per second」の略で、1秒間に処理させるコマ数(静止画枚数)を指しており、この数字が高ければ高いほど動画が滑らかに進行するワケですね。
例えばiPhone 7/7 Plusでは通常の動画撮影で最大60fps、スローモーションビデオの場合は最大240fpsで撮影されています。
スローモーションの際は1秒間に最大240枚のコマが撮影されており、スローにしたい部分を60fpsにする事で1/4スローモションのように見えるという仕組み。
そして今回ソニーが開発したカメラなんですが、なんと1,000fpsという驚愕の数字が発表されているんです。
単純計算でiPhone 7/7 Plusでのスローモーションビデオ撮影枚数のおよそ4倍、同じ原理でスローモーションにする場合はおよそ1/17までスローにする事が可能。
もちろんスローモーションビデオの性能だけに影響する数字、と言うワケではありません。
全てのデジタルカメラはその特性上、その瞬間を1枚の画像にしているのではなく、「横1ラインずつ処理して統合したデータ」が1枚の写真として扱われており、変な話「高速で移動する物」を撮影した場合どうしてもその対象は斜めに変形してしまいます。
上記画像は「動く黄色の列車」を撮影した物で、左側は30fps、右側は120fpsで撮影されたもの。
左側の列車は全体的に斜めになっていますが、右側の列車は垂直に撮影されているのがわかりますね。
もしかしたらデジタル一眼に負けないカメラを持った、ソニー製スマホが近々リリースされるかも知れませんよ。
まとめ
いかがでしたか?
スマホ用のカメラ技術として発表されたのですが、残念ながらまだいつ採用されるのか、といった情報は出てきていません。
仕組み上そう簡単にデジタル一眼に取って代わるようなスマホは出てこないでしょうが、是非とも未来のiPhoneに搭載して欲しいですね。