ども!ともぞうです。
目は口ほどにものをいう…なんて言いますが、現実の世界で写真にうつる被害者の瞳から容疑者の顔を解析したという驚くべきニュースが入ってきましたよ。
毎日新聞が伝えるところによると、徳島県警はある事件の被害者のスマホに入っていた写真から瞳に映る容疑者の顔を割り出して重要な証拠につながったと伝えています。
まさに映画やドラマの世界のような話ですが、見方をかえるとSNSに投稿した写真も解析すること誰といたか分かるなんてことにもなりそうですね。
スマホで撮った写真から鑑識課が画像解析で容疑者の顔を特定
監視カメラや画像の粗い写真に写り込んだ顔を拡大して処理をすると鮮明な画像になって、犯人を特定する…よく映画やドラマでありがちなシーンですが、おそらく実際にはなかなかそうはならないですよね。
そんな事件における画像による解析ですが、昨年徳島県警はとある事件で被害者のスマホに入っている画像から容疑者につながる証拠を見つけられないか鑑識課に依頼をしました。
というのもスマホで撮られたと思われる被害者の写真の瞳に、人影のようなものが写っていたからなんです。
当然瞳に映った姿の解析なんてのは初めてのことだったようなのですが、画像編集ソフトを駆使して画像の補正を繰り返していくと…
次第に顔の輪郭や髪型が浮かび上がり、最後にはスマホを構える人物の姿が。
結局この瞳に映った人物が犯人だったのかまでは明かされていないのですが、捜査において重要な証拠になったそうです。
一昔前の携帯カメラは写真の画像も粗かったのですが、今となればiPhone 7なら1,200万画素。画質がよくなったこともあって、まさか写真の瞳に映り込みから人物の特徴が特定できてしまうなんてすごいですよね。
このように写真の瞳から映り込んだ人物を特定できるという話は、調べてみると2014年ころから言われているようで、KurzweilAIの記事によれば、瞳に映った画像からその人物を知らなくても71%が正確に識別できたとの研究結果があるそうです。
しかもその人物を知っている場合には、その正解率は84%にまで上がるとのこと。
以前3m離れたところから撮影した画像から指紋データが取られてしまうなんてニュースをお伝えしましたが、こうなるとスマホカメラの高解像度化も個人情報の観点から考えると考え物。
これからますますオンライン化が進んでいくことを考えると、写真も個人情報の宝庫とも言えるだけにSNSに投稿する写真などはわざと粗くするなどと自衛手段が必要になってくるかもしれませんね。